神戸マラソンもそうなんですけど。
マラソン大会の途中に、
よく見知った場所にたどり着くと、
急にテンション上がりますよね。


うんうん。
鞍馬といえばやっぱ
鞍馬天狗よな。
相変わらず立派なお姿でありんす。
記念写真、記念写真っと。


あー。
横向いてしまってますけど。
鼻の高さを競おうとしたのかな。
10倍くらいの差で完敗だけど。

おーい!
6時間切りを狙うんじゃなかったっけ?

そうでした、そうでした。
あまり道草食ってる場合やない。
ゴールまで残り13km。
リミット1時間半の戦いがはじまります。

鞍馬~西賀茂

鞍馬からはしばらく、
なだらかな下り坂が続きます。
さっきの林道の急降下で、
少し重力を使うコツをつかんだかも。

3kmほど進んだところにあるのが
市原のエイド、なのですが。
その手前の信号で引っ掛かって
しばらく待機します。
鯖街道ウルトラマラソンは交通信号遵守!


市原エイドは、手前の信号で
結果的に休憩となってしまったので
プチトマトだけをいただいて通過。
ここから少しだけ登り坂があって、
その先はまたなだらかに下っていきます。

市原から3kmくらいかな。
鴨川走友会さんが私設エイドを
開いてくれておりまして。
ここではかき氷を食べたり、
暑い日だとかぶり水も出来たりするみたい。

なぜ、伝聞形かといいますと。
この鴨走エイドも今回スルーしました。
淡々と良いペースを刻めているので、
このままリズムを保ちたくて。

鴨走エイドから更に2km進むと、
いよいよ賀茂川に到達。
そのまま川を沿うかたちで、
ゴールの出町柳を目指します。

と、その手前で
またもや赤信号でストップ。
信号はちゃんと守りましょうね。

賀茂川沿いの道を進んで、すぐ。
西賀茂エイドに到達。


ここでは一度止まって、
プチトマトをいただいたり、
コーラを2杯いただいたり。
最後のエイドを楽しみました。

さあ、あとは
このまま川沿いに走っていくだけ。
足は十分、動いてる。
体力もまだ、残ってる。
いざ、6時間切りのフィニッシュへ!

西賀茂~ゴール

雨と汗を吸ったレインウェアが
めちゃくちゃ重くなってきてまして。
もう脱ぎ捨てたいくらいだけど、
こればかりは仕方ない。
頑張って最後までこれで走りきろう。


川沿いで、
淡々と同じ景色が続く道。
いやー、飽きてきちゃいますねこれ。
こういうのは精神的に辛い。

タイムも確認はしていて、
もう余程のストップがない限り、
6時間切りは大丈夫なところ。

でも、鞍馬からここまで、
信号とエイド以外は
一切止まらずきたのだから。
そして、
足と身体はまだ動くのだから。

絶対に、足を止めない。
そうだ、強い気持ちでいこー!

景色自体は代わり映えがないけど、
すれ違う人たちや沿道から、
そして既に走り終えたランナーさんから
温かい声をかけてもらい続けました。

笑顔で、
ありがとうございます!
と声援にこたえながら、走る。
楽しい。
苦しさもあるけど、それ以上に楽しい。
サイコーに楽しい!

いよいよ出町柳が接近。
ゴール地点が見えてくる。
おやおや、
フィニッシュテープがあるぞ!
鯖街道ウルトラマラソンでは、
優勝するランナーだけでなく、
完走するランナー全員に、
フィニッシュテープが出迎えてくれる。

今まで生きてて、
フィニッシュテープなんか無縁だった。
だから、
これが人生で初めての経験。
42kmのトレイルコースを走り切って、
フィニッシュテープを切ったのでした。


タイムは、
5時間50分45秒。
6時間切りも無事に達成!
実は、手元のガーミンは、
ゴール後40秒くらい止め忘れてて、
公式タイムの方が早かったです。


ゴール後にパシャっとな。
写真をよく見ると、
雨合羽を着てフィニッシュテープを
ずっと持ってくれていますね。
雨の中、本当にありがたきこと。

思えば、エイドでも道中でも、
運営するスタッフのみなさんが
本当に手厚すぎるくらいに
サポートしてくださいました。

鞍馬の林道の急下りは、
急カーブの度にスタッフの方がいて。
道の迷いそうなところは、
的確に方向を教えてくれて。

エイドの食べ物も飲み物も充実してて。

こんなに思う存分楽しめたのは、

この大会を運営してくださった

みなさんのおかげです。

本当に

ありがとうございました!



ゴール後は、
完走記念品の受け取りへ。


焼き鯖とレッドブル、
あとは鯖街道ウルトラマラソンの
文字が入ったドリンクホルダー。
いやはや、
本当に至れり尽くせりの大会だ。

来年も絶対、参加するぞっと。
そして、いつの日か必ず、
本鯖にも
チャレンジしようと思います!