箱根駅伝のテレビ中継。
というと、
サッポロビールさんですよね。


1987年に、
日本テレビ系列ではじまった
箱根駅伝の生中継放送。
今ではすっかり、
お正月三が日の顔となりましたが、
かつてはテレビ東京系列で、
ダイジェスト放送だったそうです。

当時、山岳部の地理的条件から、
不可能といわれた完全生中継。
その不可能に挑戦したのが日本テレビ。
そして、
「お正月から駅伝なんか誰も見ない」
と、難航したスポンサーとして
手を挙げたのがサッポロビールなのでした。

「箱根駅伝」というブランドは、
様々な人たちの苦難なくして、
今の姿は無かったに違いありません。


近年の箱根駅伝中継での
サッポロビールCMは、
「がんばれ」がコンセプト。
テレビの前にいる僕たちの心境を
そのまま、表現してくれたもの。

ところが、
今年のコンセプトは違いました。


中継内で初めて見た時、
思わず目が釘付けになった60秒。

100年の歴史の重み。
それは、10人のランナーが
ひとりひとり想いを込めて、
襷を繋いでいくのと同じように。

1回1回の大会に関わる人たちが、
想いを込めて襷を繋いできた、
100回という節目の時。

だから、僕たちは
テレビの前から捧げたい。
それぞれの想いに、乾杯を。