お正月の駅伝。

まずは社会人、

ニューイヤー駅伝

トヨタ自動車の独走でしたね。

 

 

2区で先頭に立つと、

それ以降は全く危なげなし。

5区以降は差を詰められるどころか、

逆に差を広げる一方で、

早々に勝負を決める一人旅でした。

 

そして、大学生。

箱根駅伝は、

戦前の駒澤大学一強ムードを

見事に打ち破ったのが

青山学院大学の原監督と選手たち。

 

 

10区間中、5区間で区間賞。

他の区間でも区間上位で快走し、

衝撃的ともいえるぶっちぎり。

往路、総合ともに大会新記録と、

まさに下馬評を覆したのでした。

 

 

往路優勝の後。

青山学院の原監督は

選手の自律を褒め称えていました。

12月に集団インフルエンザの罹患があって、

そこから立ち直っての箱根駅伝優勝。

「自律」なくしては、

この独走劇はなかったかもしれません。

 

 

自律。

改めて実感したのが、

ランニングにおける自律の大切さ。

箱根を走るような選手たちだけでなく

どんなレベルのランナーでも、

当てはまることなのだと思います。

 

「過不足なく」

という言葉がありますけど。

「不足なく」は、

努力すれば何とかなるんですよね。

ただ辛くても、しんどくても

がむしゃらにやれば良いのだから。

 

でも、

「過なく」は難しい。

ついつい無理をしてしまって、

体調を崩したり、怪我をしたり、

パフォーマンスが低下したり。

自分でも思い当たるところが、

たくさんあります。

この12月も、結局負荷かけ過ぎてしまって

持病の喉鼻炎上させてしまったし。

 

自律とは、

自ら「過不足なく」を

管理すること、だと思う。

言葉にするのは簡単だけど、

いざ実践するとなると何とも難しい。

 

目標を早く達成したい、

近づきたいと思う気持ちを抑えて、

しっかりと身体と対話しながら

自分をマネジメントしていく。

必要なのは、絶妙なバランス感覚。



でも、それって、

人生も同じことだよね?


ランニングは、

人生で大切なことを教えてくれる

スポーツでもある、のかもしれません。