5歳の時。

父の影響を受けて、

ばーす、かっとばせ、ばーす

と、あまり意味も分からずに

ただ歌うのが楽しくて歌ってまして。

それ以来、

物心がつく前からの阪神ファン。

 

あれから38年の時が経ち。

ついに、

夢にまで見た瞬間が訪れました。

 


阪神タイガース、日本一。

おめでとうございます!

そして、選手・監督・コーチのみなさん。

ありがとうございました!

 

本当に素晴らしい、

日本選手権シリーズの試合でした。

特に印象に残ったシーンが。

 

 

いや、タイガースの選手のシーンも

あげればキリがないほど、

たくさん印象的なシーンがあるのですけど。

 

第5戦で大逆転劇を演じた、

タイガースの歓喜の裏側で。

打たれて落胆し涙を浮かべる

宇田川投手をなぐさめている、

ゴンザレス選手の姿。

まだ生き残っているのだから

と、前を向いて励ました言葉は、

本当に心を打つものがありました。

第7戦の登板で、見事なワンツースリーピッチング!

 

その前日の第4戦は、

タイガースの桐敷投手が

一時、同点に追いつかれる一打を許し。

その後、リリーフ陣の仲間が奮闘し、

最後、サヨナラ勝ちした瞬間に、

思わず涙を流しているシーンもあり。

桐敷投手も、第7戦で見事に雪辱しました!

 

両チームともに、

ただ単に投げる・打つ・守るだけでなく

支え合うチームワークの素晴らしさを、

感じさせてくれた戦いの数々でした。



こういったエピソードも、

チームワークの良さが現れたもの。

思わず涙ぐんでしまったなぁ。



勝敗を分けたのは、

ほんの僅かなところだったと思う。

 

 

湯浅の一球

第4戦、最終盤に迎えた大ピンチ。

岡田監督が投手交代でコールしたのは

故障で戦線離脱し、139日ぶりの

一軍マウンドとなる守護神の名。

 

一見、ギャンブルのような采配だけど。

怪我の完治を待ち、焦ることなく

復帰準備を進めてきた湯浅投手。

安易な判断をせず、しっかり状態を見極め、

クライマックスシリーズでは使わず。

ポストシーズン最後の最後に戦力として、

139日ぶりにベンチに入れた首脳陣。

 

幾多の準備が積み重なって、

結果として表現された必然の一球。

ただその試合の勝ち負けでなく、

球場の雰囲気、リリーフ陣の戦力構図。

シリーズのモメンタムさえも動かした、

まさに分水嶺といえる瞬間でした。

 

 

フランスの学者・パスツールの名言に、

Chance favors the prepared mind.

という言葉があります。

 

結果だけを追い求めず。

きちんと準備をして、

チャンスが来るのを待つ大切さ。

第7戦、素晴らしい投球をし

勝利をもたらしてくれた青柳投手も

ポストシーズンは登板機会のなかった中、

しっかり準備をしていたから、だと思う。

 

チャンスは、準備に宿る。

常日頃、しっかり心に留めて、

日々積み重ねていかねば、と思います。