昨日、マジコ様で走った後。

すっごくモヤモヤしたんですよねー。

数回マジコ様で走ったけど。

そもそもカーボンシューズが、

どんな機能を果たすのかって、

はっきり分かっていない気がする。


色々、ネットで調べてみると。

よくYouTubeの動画で見ている、

シューズアドバイザー藤原さんの

カーボンシューズ解説記事を発見しました。



これを読んで、

結構ズドンと腹落ちしたんですよね。

そっか、カーボンの機能について、

僕はおそらく大きな勘違いをしてる。


元々、

カーボンが跳ねて速く走れる

ってイメージをしていたので。

ストライドを伸ばすことが

カーボンの主機能だと思ってました。


でも、その解釈は

藤原さんにバッサリと切られます。


(以下、記事から引用します)

カーボンの特徴を考えたとき、

硬く、弾力がある素材ですから、

すごい反発感覚を期待するのは分かりますが、

それは無理があると思います。もちろん

蹴り出しの屈曲時にしならせるよう使うことに

なるので、後押しされるような反発もあります。

しかし、結局、ランナーが、強くカーボンプレートを

屈曲させて、跳ね返すような使い方はできないし、

していないと思います。

そんな使い方したら足底筋膜が一発でアウトです。

あの硬いプレートをそんな曲げています?


そういや、

ゴルフのドライバーのシャフトも

カーボン、なんですよね。



ゴルフはこのカーボンシャフトを
しならせてボールを打つ。
その際、シャフトをしならせる、
そこには数秒のタメがあるし、
しなって返るのはスイングした一度きり。
でも、ランニングは
着地でしならせる時間は0.25秒くらい。
それが1秒に1度以上、繰り返される。
カーボンがしなって反発力をもらう、
そんな時間が果たしてあるのかどうか。

そう考えると、
藤原さんの説はすごく説得力があります。

他にも記事を探していると、
似た解釈のものを見つけました。


これも引用させてもらいますが、
カーボンプレートはどちらかというと
厚底ミッドソールによる不安定性を補正
するためにあると言われているので、
推進力に対しての直接的な影響は
案外小さいんじゃないかな?

どうしても、
僕のようなランニング初心者は、
カーボン!やっほーい!
めっちゃしならせんぞ!
と、ついつい力んで走ってしまい、
一生懸命踏み込もうとする。
で、不安定になって
無駄に消耗する羽目になる。


最後に、もうひとつ。
カーボンシューズに関する論文を
紹介してる記事を見つけました。


こちらも文中から引用させてもらうと、
RE改善率が大きいランナーは
改善率が小さいランナーに比べて、
元々のランニングエコノミーが良くない、
接地時間が短い、ケイデンスが遅い、
上下動が大きい、という傾向がある

あくまで、
トップランナーでの研究論文なので、
初心者ランナーにそのまま適用できるか、
微妙なところではありますけど。

・ランニングエコノミーが良くない
・ケイデンスが遅い
・上下動が大きい

これらは全て僕に当てはまる項目なので、
(接地時間はほぼ平均的)
カーボンシューズの機能は、
恩恵を受けやすい側ではないかな。

あと、結局は
ランニングエコノミーの改善が
カーボンシューズの目的なので。
そもそも、普段より力んで反発だ!
とやってる時点で目的から外れてますね。
昨日走りながら行き着いた、
「楽なフォームで、キロ5分40秒」
という方向性自体は、
間違っていないのではないか、と考えます。


少し長くなりました。
あくまで今回は
初心者ランナーにとっての
カーボンの機能についての仮説になります。
グイグイ、踏んでいけるランナーさんは
全然違うかもなので、ご容赦ください。

これから定期的にマジコ様で走ってみて。
初心者にとっての
カーボンシューズの走り方について、
ブラッシュアップしていければ、
と思っています。