六甲全山縦走の翌日。
神戸に出かけたので、
六甲山系を眺めてみました。
 
山の上から見下ろす景色、
街から見上げる山の景色。
その両日のコントラストが、
とっても面白かったです。
 
 
 
六甲全山縦走は、
摩耶山を越えて後半戦へ。
まずは六甲山最高峰への道のりです。

 

14時48分
 
掬星台では結局、
30分ほどの休憩となりました。
水分をしっかり補給したり、
補給食もお裾分けしてもらったり。
 
おかげで体力かなり回復したぞ。
さ、六甲山最高峰を目指し再出発。
 

 
摩耶山から六甲山最高峰へは、
ロードが多めのルートでして。
てくてく早歩きで進んでいきます。
 
15時45分
 
道中でお店に立ち寄ることに。
 
 
藤原商店さん。
カップ麺やおにぎり、カレーなど
ちょっとした食べ物を購入して、
店内で食べることができます。
 
せっかくなので、
おにぎりと、どん兵衛の蕎麦をいただこう。
 
 
かつて
これほど美味しかった
カップ麺があったろうか。
 
いやはや。
大袈裟でなく、
蕎麦も天ぷらも汁も旨すぎて泣ける。
あっという間に完食。
至福のひとときだわ。
 
おにぎりとコーラも腹におさめて。
体力はもう全快。
あとはひたすら、突き進むのみ。
 
16時49分
 
 
六甲ガーデンテラスに到着。
オシャレ観光施設なこちら。
カップルなどオシャレした人ばかりの中、
登山感全開なおっさんず5人は、
なかなかに浮きますな。
 
 
あー。
まるで別世界にきたようだ。
きれいに整えられた草木や花。
山のむき出しの自然とのギャップは
なかなかに趣深いものがあります。
 
 
おや。
なんだかガスが出てきたような。
って、実況ブログに既に書いてたから
読者のみなさんは結論分かっとるよー。
 
 
ガスと森と友人と。
なんだかジャングル感ある写真ですね。
縦走最後の頂まで、あと少し。
 
17時30分
 
やったーーー!
 思わず大きな声で叫んでしまった。
須磨浦公園の出発から、10時間半。
ついに、ついに!
 
 
六甲山最高峰に到達!
いやー、素晴らしい景色。
四方八方、ガスで何にも見えません!
だから結論は分かっとるってよ。
 
これにて僕の最高峰は、
3回連続で眺望ゼロと相成りました。
いつかは見てみたい。
最高峰から臨む絶景を。
 
 
さ、ここからは下山ですよ。
最高峰近くにある
オシャレトイレに立ち寄って。
飲み物もしっかり買って。
宝塚に向けてしゅっぱーつ。
 
 
夜が近づいてきて、
徐々に景色が暗くなっていく。

山道だとすぐ真っ暗になるのでは、
と心配したのですが、
19時くらいまで、明るさが残っていて。

ほとんどヘッドライトを使わずに

下山できたのは、幸いでした。
 
 
途中、
ロードに出るところがあり。
颯爽と走っていく3人。
はえーよ。
ここは頑張らんといけん。
 
 
スピード全然出ないけど、

全身を使って必死に走る。

 
少し遅れがちだった僕に、
掬星台で加わった友人の友人が、
後方支援してくださってて。
本当にありがたがったです。
 
色んな人のサポートがなければ、
踏破できていなかったかもしれないな。
感謝の気持ちを噛みしめながら、
歩を進めていく下山道。
 
 
いよいよ六甲全山縦走も、
フィナーレに近づいてきました。
まるで街の光が煌めく夜景が、
僕たちを出迎えてくれているかのよう。
 
19時35分
 
 
2週間前、
坂トレーニングで走った
塩尾寺に到達。
もうここまで来ると、宝塚は間近。
 
ま、2kmで
300m下るという急坂
最後待ち構えているんですけど。
太もも前側の衝撃を和らげるように、
斜めの体勢で下っていく。
 
もう大丈夫。
一歩一歩、着実に。
 
20時08分
 
ゴールの地、宝塚到達
 
 
約13時間、
46.9kmのロングトレイル。
六甲全山縦走、踏破!
 
いやー。
達成感、安堵感、疲労感、高揚感。
様々な感情が織り交ざって、
公園のベンチに座り込む。
 
思えば、
高取山の手前のローソンで、
足が半攣り痙攣した時は、
ここまでたどり着けると思ってなかったな。
 
でも、みんなが走っている中、
自分が走れなくて、足を引っ張って。
そんな悔しい気持ちもある。
 
やり切ったことと、やり残したこと。
そのどちらもが、僕にとって、
貴重な経験となりました。
 









やっぱりお山はいいもんだ。
まだまだロードも
やりたいことたくさんあるけど。
トレイルも色々やってみたいぞ。

次は逆走?それとも別の山?
友人たちと宝塚の居酒屋で、
そんな話題で盛り上がりながら、
夜はふけていったのでありました。