おっさんず六甲全縦 ②気力こそランナーの証。 | おっさんずラン
太もも前側の筋肉が
異常をきたした要因ですけど。
一昨日にも書いた通り、
普段あまり使っていない筋肉を、
急な下り坂を走ることによって
酷使しちゃったんですよね。
加えて、
ローソンで10分以上、
飲食休憩で座っておりまして。
筋肉が冷えたところで再稼働したため、
半攣りのような痙攣がきたのだと思います。
以降、
長時間の食事休憩をとった1ヶ所以外、
怖くて座ることができませんでした。

まだまだ六甲全山縦走は序盤戦。
鵯越駅で早々の離脱が頭によぎりながら、
まずは高取山との戦いがはじまります。
悲鳴をあげている足にとっては、
壁のようにも思える高取山の登り。
もはや写真を撮る余裕などない。
一歩ずつ前へ。上へ。
足だけで登るのではなく、
足に手を置いて、手で押して。
手も体も、全身使って進んでいく。
なんだか四足歩行してるみたい。
でも、続けていくうちに、
進んでいくコツをつかんでくる。
これなら。
太もものダメージは最小限に済みそうだ。
進んで、進んで、進んで。
徐々に目の前の景色が、
光に照らされて明るくなっていく。
9時28分

高取山に到達!
あー、諦めなくて良かった。
高取山へは最後、階段を登るところがあり
本当は写真を撮っておきたかったけど。
必死すぎて、それどころじゃなかったな。
山上は高取神社の境内となっていて。
走るのは禁止です。
きちんと指示に従って、
歩いている友人2名。

さっきまで快晴だった空ですが、
少し雲が出てきました。
ま、雨の心配はなさそうなので。
太陽が陰ってくれてありがたいや。
10時12分

鵯越駅まで下ってまいりました。
今の足には急な下り坂はキツい…。
登りは四足歩行作戦で何とかなるから、
むしろ下りのほうがキツいかも。
急な下りで真正面から足をおろすと、
まともに太ももの前側に負担がかかる。
なので、斜めに踏み出して、
足の横側で受けるようにして進む。

なだらかな道で走る時は、
いつものフォアフットをやめて、
踵着地のヒールストライクで。
できるだけ太ももの前に、
負荷がかからないように足を出す。
これも徐々に慣れてきて。
急な上り下りでなければ何とか走れる。
ちょっと希望が出てきたぞ。

そんな希望をぶち壊さんとする。
難敵・菊水山の登りがはじまります。

急登につぐ急登。
一気に標高を上げる段。
四足歩行作戦で必死に進んでいく。
身体中から汗が吹き出てくる。
もはや雨に打たれたかのようだけど。
一歩ずつでも進んでいけば、
必ずその先に山頂はある。
だから、ただひたすらに全身で進め。
11時05分

やったぜ山頂!
菊水山。
1つ目の難敵を攻略して、ホッと一安心。
体力回復のために、
粉々にしたチキンラーメンを
飲むように食べる。
あー、旨い。
うますぎるぞチキンラーメン。
ありがとう安藤百福。
あなたの発明は生命の源だ。
体力回復したところで。
張り切って更に進みますか。

菊水山を下る途中。
山道に沿うような池を発見。
あやうく踏み外すとドボンだわ。
足をひねらないよう、慎重に慎重に。
更に進んでいくと吊り橋を発見。
ええ、分かっておりますとも。
再び登りが始まる合図だということを。

ここからは鍋蓋山の登り。
事前調べによると、
難敵・菊水山と最難敵・摩耶山の間の
脇役級の山と認識しておったのですが。
いやいや。
急登やん。
菊水山と肩を並べるほどの急登。
友人が登りながらポツリと、
鍋蓋山、舐めたらいかんのよねー。
あのさ。
そういうことは先に言え。
11時53分
ぜーぜー、はーはー。
やっとの思いでたどり着いた。

鍋蓋山頂。
周囲の雲がパッと開いて、
陽光がさんさんと降り注ぐ。
いやー、これまた素晴らしき景色。

気力はまだまだ十分よ。
カメラを向けられてピースサイン。
ここでも飲み物と補給食でしっかり回復して。
この後に控える最難関・摩耶山に備えます。
あ、そうそう。
あやうく書き忘れるところだった。
この鍋蓋山を登っている途中で、
友人の友人と合流しました。
なんとこの方、
・ワラーチで
・1時間遅れで
おっかけてきたとのこと。
世の中にはスゲー人がいるものだ。

4人で鍋蓋山を下っていきますと。
市ヶ原という河原に到着。
幼稚園の遠足で多くの子供たちがきていて
水遊びなどで大はしゃぎしてました。
写真は子供たちが写り混まないように、
誰もいないところに向けて撮影。
この写真の右側はお祭り騒ぎでしたよ。
子供たちの楽しそうな歓声。
ちょっとテンション上がったぞ。
さぁ。
いきますか。
最難関・摩耶山の登りへ。

事前から完全にボス扱いしてたので、
急登があっても平常心。
菊水山、鍋蓋山はずっと急登だったけど、
摩耶山は多少、
登りが緩やかなところもありました。
全身を使って一歩ずつ、
着実に登っていきます。

たまに足場の悪い急登もあったけど。
最難関だからな。
やるっきゃない。
14時10分
数度のダミーピークにも心は乱されず。
ついに、たどり着きました。
摩耶山頂。

いや、あのさ。
最難関なのに質素すぎるでしょ。
山頂には看板が突き刺さってるのみ。
実は、少し離れたところに、
摩耶山のお楽しみスポットがありまして。

掬星台。
ロープウェイが発着し、
ショップや大きな広場があるところ。
当日はフリマのイベントが行われており、
大盛況でした。
友人の友人がここにも多数。
どうやらフリマに出店しているそう。
疲れも癒すため、しばしこの地で休息。

掬星台の眺望スポットで、
友人2人とパシャリ。
いやー、良い写真。
顔スタンプに負けず劣らずの笑顔でした。
ここ掬星台からは、
更に友人の友人1人が加わり。
後半戦は、
5人パーティーで宝塚を目指します。
(つづく)

