カメラを持って写真を撮りながら、

ジョグジョグする、撮るジョグ。

 
今回のテーマは、
水都大阪横断。
大阪といえば、食い倒れとか。
ユニバとか。通天閣とか。吉本とか。
色んなイメージがありますけど。
 
かねてから大阪は、
「水の都」と呼ばれてきました。
大阪市の中心に川が流れ、
約200とも言われる橋がかけられた街。
古代から海外交易の拠点となった街。
 
そんな水都大阪を
横断で走って体感してみよう、
というのが今回の企画の趣旨です。
ルートはこちら。
 
 
今朝の日の出は7時2分。
お陽さまが動き出すと同時にスタートです。
 
難波宮跡
 

 
スタート地点は、
大阪で唯一無二の「都」から。
弥生時代~古墳時代にかけて、
約150年間皇居が置かれたのが難波宮。
長らく所在は不明とされていたのですが、
1961年、古代学者の山根徳一郎氏が
数々の苦難を乗り越えて、宮殿跡を発掘。
「われ、幻の大極殿を見たり」
と苦難を乗り越えた様を、
言葉にあらわしたとされています。
 
 
いまは、高層ビルに囲まれるなか、
宮殿の跡地が保管されております。
 
②大阪城・大阪城公園
 
 
難波宮跡のすぐ北に位置するのが
かの太閤様の本拠地・大阪城。
その大阪城をグルっと囲む形で
整備されているのが、大阪城公園です。
南東側の森ノ宮の方から入っていきました。
 
 
大阪城公園といえば、
大阪市内有数のランスポットですね。
数多くのランナーさんとすれ違い。
アメブロのランナーさんでも、
大阪城がメインコースの方を度々見かけます。
 
 
森ノ宮側から北に向かって走っていくと、
あらわれましたのは大阪城ホール。
最大収容人数16,000人の大型施設で、
数多くのイベントが開催されてきました。
今日は、スターダストの若手選抜ユニット
「超特急」のライブが行われるそうで、
年末にかけては、「THE ALFEE」
「布袋寅泰」と大物のライブも予定されています。
 
 
結構、大阪城公園から
大阪城の写真って撮りにくいんですよね。
まだ早朝なので、大阪城の敷地に入れないし。
ということで、遠目から望遠でパシャリ。
 
さ、大阪城公園は北西側まで走り抜け。
公園の外へと出ていきます。
 
③京橋
 
京橋はー。ええとこだっせ。
 
 
はい。
グランシャトーが、おまっせ。
と歌っていただいた方。
ありがとうございます。
関西に所縁のない方。
関西ローカルネタですみません。
 
電車アクセスの要所・京橋駅の名は、
大阪城の北側にある小さな橋
こちらの「京橋」が所縁なのです。
 
 
「京橋」からオフィスビルが立ち並ぶ
大阪ビジネスパークを望む。
読売テレビ、住友生命、KDDI、富士通等
大企業がオフィスを構える、
大阪の新都心エリアです。
 
そのまま北の方向へ走っていきますと、
見えてくるのは毛馬桜之宮公園。
 
 
 
ここは、大川に沿って、
約4.2km続いているリバーサイドパーク。
日本三大祭の一つ「天神祭」開催時は、
屋台がズラッと立ち並び、
大きな賑わいを見せるエリアです。
 
④桜宮橋
 
 
毛馬桜之宮公園を突っ切って横断する、
大阪の幹線道路・曽根崎通。
大川を渡るために架けられた、
「桜宮橋」を西へと走っていきます。
奥に見えるのは、
帝国ホテル大阪の堂々たる佇まい。
 
 
桜宮橋を抜けてすぐ左手にあるのが
硬貨の製造を行っている造幣局です。
一年に一度、観光スポットにもなるこちら。
なんと137品目・336本もの桜が植栽されており、
その桜並木が一般公開される「桜の通り抜け」は、
多くの花見客でにぎわいます。
 
曽根崎通りをそのまま西に進みながら、
南森町手前で進路を南へ変えていきます。
 
⑤大阪天満宮
 
 
菅原道真公を祀る大阪天満宮は、
「天満の天神さん」と親しまれている神社。
天神祭も、この大阪天満宮の氏子による
祭事として、古くより行われてきました。
 
 
本殿は1843年に再建されたものとのこと。
残念ながら修繕中のようで、
グリーンの網にかぶせられておりました。
 
 
大阪天満宮を出まして、
更に南下を続けて走っていきますと。
たどり着きましたのは、天神橋。
いよいよ、今回のメインスポット。
大阪が誇るリバーフロントエリア
「中之島」に入っていきます。
 
⑥中之島
天神橋から中之島を望む。
 
 
うーん。分かりにくいですね。
木がモコモコしたところが中之島なんだけど。
逆サイドからも撮ってみよう。
 
 
あ、こっちの方が分かりやすいか。
堂島川と土佐堀川。
二つの川に挟まれた「中之島」。
東西方向に横長に続いており、
水と緑に囲まれた
まさに水都を象徴するエリアです。
 
 
ちょっくらここで一息。
神戸マラソンで学んだ羊羹をパクリ。
いいですね、羊羹。
お腹におさまりやすい。
スーパーで買ったものですが、
真ん中の丸いところを押すと
袋を切らなくても羊羹が出てくる。
こいつは便利だ。リピート確定。
 
エネルギー補給も完了した所で。
中之島を東端から西方向へ走っていきます。
 
 
 
中之島の東側に位置するのが、
バラ園で有名な中之島公園。
季節柄少しバラの存在感が薄いですが、
春先となると色鮮やかなバラが咲き誇ります。
 
 
 
中之島の東から二番目の橋が、
「ライオン橋」としても知られる難波橋。
なかなかの存在感ですよね、ライオンさん。
 
 
難波橋を過ぎて見えてくるのが、
非常に印象的なデザインの中央公会堂。
ネオ・ルネッサンス様式の歴史的建造物として
高い評価を受けており、
国の重要文化財にも指定されています。
 
 
淀屋橋にやってきました。
梅田と難波を南北に結ぶ
御堂筋にかかる橋。
交通量も早朝から半端ではありません。
 
 
淀屋橋から、西の方向を望む。
リバーサイドに立ち並ぶ高層ビルの数々。
まさに「水都」そのものですね。
 
と、ここで面白いものを発見。
 
 
相撲の番付表でも貼ってあるのかと思ったら。
ああ、これは大阪市の橋を
相撲の番付風にして貼ってあるのか。
大関格は、天神橋と難波橋。
どっちもちゃんと写真撮っておいて、
良かった良かった。
 
 
小さな橋の錦橋から西方向を望む。
高速道路がビルの間を突っ込んでいく下を
川が流れている様を眺めていると、
見事なまでの都市デザインに感心させられます。
 
 
更に西へと進んで、肥後橋へ。
この肥後橋が結ぶ四ツ橋通りは
北方向への一方通行。
先ほどの御堂筋は南方向への一方通行で
御堂筋と並んで、交通量の多いところです。
 
 
肥後橋から、また西方向を望む。
徐々に空の開放感が広がっていく。
このあたりの変化を見つけていくのも
楽しいところですね。
 
 
左側の大きな建物が大阪市立科学館。
右側の月型のようなデザインの建物が、
国立国際美術館です。
科学・美術と教養スポットもあるのが中之島。
 
 
国立国際美術館の少し北側には、
19世紀後半から現代までの
近代美術・現代美術を保管・展示している
中之島美術館もあります。
 
中之島はもう少し、西へと続きますが。
今回の撮るジョグは、
この辺で南へ進路を変え、
ベイエリアを目指していこう、と思います。
 
 
今回は、いったんここで小休止。
明日へ続きまーす。