1872年10月14日。
すなわち、
150年前の今日。
新橋・横浜間で
日本初の鉄道が開業した日。
そう、今日は「鉄道の日」です。
鉄道開業日は、新橋駅で式典が催され、
明治天皇と建設関係者、外国大使を乗せた
お召し列車が、横浜まで往復したそう。
路線距離29km、所要時間53分。
1日9往復での運行。
それから150年間。
日本の鉄道は、弛まぬ発展を続け
僕たちの暮らしを、支え続けてきました。
冒頭の「鉄道唱歌」の
音色を聞いているだけで、
涙が浮かんできますけど。
それはアンタが鉄オタだからだ。
積み重ねた150年の先に、今がある。
普段、当たり前のように電車に乗っているけど、
長い長い歴史を、改めて振り返ってみると。
当たり前であることが、
とても、かけがえのないものなのだと思う。
よくよく考えてみる。
僕は少なくとも
1日平均25kmは、電車に乗っている。
中学も高校も、和歌山から大阪まで、
電車で通学していたからな。
ざっくりその当時から今まで30年として、
1日25km×365日×30年、ってことは・・
273,750km!
おおよそ地球7周分もの距離。
そんな途方もない距離を、
一度も事故に遭うことなく、
ほとんど定刻から遅れることなく、
目的地へ運んでくれている。
それが当たり前のこと、だなんて。
凄い、という単語では語り切れない。
適切な言葉が見当たらない。
関西の鉄道聖地へ訪れました。
兵庫県は、神戸駅。
鉄道開業から僅か2年後、
大阪・神戸間が関西で開業した
初めての鉄道路線です。
1889年には、
現在の東海道本線の原型となる
新橋・神戸間が全線開通。
神戸から東京まで一本の線路で繋がり、
鉄道の時代が幕を開けました。
この駅も、
普段何気なく利用してる駅。
いつもの顔で出迎えてくれて、
いつもの時間で運んでくれる。
この日は何気なくではなく、
心を込めて、足を止める。
いつもありがとう。
そして。
150歳の誕生日、
本当におめでとう。
逞しさと優しさを兼ね備えて、
線路は続くよ、どこまでも。