僕のパソコンは立ち上げると、

クロムでヤフーの画面が立ち上がるのが

デフォルトになっておりまして。

 

ヤフートップには

右上に広告が表示されるんですよねー。

普段はチラ見スルーするのですが。


 

志摩スペイン村の広告を見て、

思わずおおーっ

と見入ってしまいました。

 

夏休み・志摩シリーズのブログを書いた通り、

僕(と父、母、妹)は志摩が大好きでして。

志摩スペイン村も、1994年にオープンした当初。

数度、家族で遊びに行きました。

当時はオープンしたばかりということもあり、

どのアトラクションも行列ができるほど大盛況。

人生で初めてパエージャを食べるなど、

スペイン気分を満喫しました。

 


ところが、日本全国に様々なリゾート施設ができ。

アクセスの悪さや差別化の難しさから、

入園者数はどんどんと減少。

20年前、僕が大学生で友人と訪れた時は、

オープン当初の華やかさは面影もなく、

すっかり寂れてしまっていました。



僕の記憶はそこで止まっているのですが。

今年の5月。

まさかの出来事が起こります。

 

 

僕のイメージより更に閑散化が進み。

まさに「微塵も人がいない」状態まで

追い込まれた志摩スペイン村が、

突然、twitterのトレンド入り

公式アカウントすら困惑する事態に。

 

実はその前日、あるVTuberが

「ガラガラで微塵も人がいない」

「交通の便が圧倒的に足りてない」

ネガティブな現状を弄りながら、

アトラクションの魅力や

レストランでの食事を楽しみ満喫した様子を、

スペイン村愛を込めて熱く語った動画を更新。


リアルな現状の姿を伝えた内容に、

共感や懐古が爆発的に生まれ、

突如の注目を浴びることとなったのでした。

 

・混雑していないからこそ乗り放題

・待ち時間ほぼゼロ!

・空いているから映え放題

 

変にネガティブなポイントを隠そうとせず、

ポジティブに変換したのも話題のひとつ。

このように表現されると、

他の記述も真実味が急に沸いてきますよね。

 

 

一躍、話題のスポットとなった

志摩スペイン村は、入園者が急増。

 

 

まさに自虐ネタを自力で回収する始末。

ついには、ヤフートップに広告を出す!

と、攻めの転換へと至ることになった訳です。

この話題に沸くまでは、

完全に近鉄の負の遺産になってて

広告どころじゃなかったですからね・・・。

 

 

最近、SNSまわりって

ネガティブな話題が多くて。

誹謗中傷であったり、作られたbuzzであったり。

辟易することも多いんですけど。

ツールには、全く非がなくて

要はものの使いようだと思うのです。

 

SNSがなかった時代だったら、

志摩スペイン村には、

スポットが当たらなかったかもしれない。

でも、SNSがあったからこそ、

志摩スペイン村を愛する人の

メッセージが拡散され、共感をうんで

スポットが再度、当たることになった。

 

インスタしかり、ツイッターしかり。

そして、ブログもしかり。

人がきちんと礼節をもって使えれば、

こんなにありがたくて、面白いツールはない。

だから、きちんと使えるユーザーでありたい。

今一度、心に留めねばと思っています。