どっどど どどうど どどうど どどう

青いくるみも吹き飛ばせ

すっぱいかりんも吹きとばせ

どっどど どどうど どどうど どどう



宮沢賢治「風の又三郎」

冒頭の一節。

どっどど どどうど どどうど どどう

力強く風が吹き荒れる様。

その迫力が伝わる言葉遣いですね。

 

音で物事の様子を表すオノマトペ

宮沢賢治の作品は、

このオノマトペが多用されています。

 

山がうるうる盛り上がっている

(どんぐりと山猫)

風がどうと吹いてきて、

草はざわざわ、

木の葉はかさかさ、

木はごとんごとんと鳴りました。

(注文の多い料理店)



臨場感が伝わってくる表現ですね。


ランナーが走ってみる様を、

このオノマトペで表現してみると。



リズム良く走ってるランナーさん。

トットットットットッ

ピッチ重視で身軽に走っているイメージ。

 

めっちゃ速いランナーさん。

シュッシュッシュッシュッ

キレ良くストライドが伸びてる感じ。

いいなぁ。憧れるなぁ。

 

自分のランニングを頭に浮かべてみる。

ドッドンドッドンドッ

あぁ。これは汗だくで重くなってきた時だ。

真夏はこの音がすっかり耳なじみ。

 

調子良い時は、

タッタタッタタッタタッタ

って感じ。

これでいつも走りたいんだけどなー。

音を良いイメージに近づけていく。

そんなトライも、たまには良いのかも。

 

みなさんは、

走りをオノマトペで表現すると、

どんな音になりますか?