お盆休みの間、

台風が上陸・接近したり長雨に見舞われた

エリアにお住まい・お出かけのみなさま。

被害などはなかったでしょうか。

最近は天災の怖さをつくづく実感します。

 

僕が夏休み過ごした志摩は、

ありがたいことに台風の影響をほとんど受けず。

予定通りゴルフも楽しむことができました。

通りがかった伊勢神宮も観光客の姿であふれ、

久々に活況に沸いている様を目にしました。

 

 

さて、4日ぶりのブログ更新となる今回は、

カメラを持って写真を撮りながら、

ジョグジョグする、撮るジョグ。

志摩が誇る観光地・賢島を走ってきました。

 

 
スタート地点は、宿泊しておりました
都リゾート志摩 ベイサイドテラス
南欧風の建築物に寝ぼけ眼の太陽が差す早朝。
実はホテル上部の雲の切れ間にちょこんと、
まん丸のお月さまが姿を見せています。
 
 
 
目的地の賢島に向かう前に、
近鉄賢島カンツリークラブに立ち寄り。
日本で唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦、
「ジャパンクラシック」
2006~2015年まで、当地で行われていました。
申ジエ、テレサルー、上田桃子など、
名プレイヤーが優勝者として名を刻んでおります。
 
さ、踵を返して。
賢島を目指して走っていきます。
 
 
出迎えてくれるのは賢島大橋
長さわずか153mの短い橋ですが、
この橋から眺める眺望が、とっても有名なのです。
 
 
賢島大橋から南西の英虞湾を臨む風景。
その夕景は、日本の夕景百選に選ばれるほど、
美しい夕陽の姿を見ることができます。
賢島の観光ポスターで写っている夕景は、
ほぼこのアングルで撮影されたもの、
といっても過言ではありません。
 
今回は朝景ですが、十分美しい風景ですね。
 
 
反転して北東を臨む。
そうか、朝景はこっちの方が良いのか!
雲をまとって眠たそうに上がってくる太陽が、
英虞湾に映し出されている様。
夕景に負けず劣らず、良い風景です。
 
 
 
賢島に入ってすぐ。
宮内庁御用達としても名高い
志摩観光ホテルがそびえ立ちます。
 
古くは、作家の山崎豊子さんが贔屓にしていた、
ということでも知られた老舗ホテル。
「華麗なる一族」の舞台としても知られ、
冒頭「陽が傾き、潮が満ちはじめると、
志摩半島の英虞湾に華麗な黄昏が訪れる」は、
ホテル滞在時、様々な場所から夕陽を眺め、
書き上げたとされています。
 
2016年4月には、
G7首脳を迎えた、伊勢志摩サミットの会場に。
故・安倍晋三元首相が、類まれなる外交力と、
リーダーシップを発揮された姿を思い出します。
改めて、深く哀悼の意を込めて合掌。
 
 
 
この志摩観光ホテルは、
「ザ・クラシック」
「ザ・クラブ」
「ザ・ベイスイート」
の3館で構成されており、
その往来には広大な庭園を歩くという。
とんでもないスケールのホテルですね。

さ、 次は賢島へのアクセスポイントへ。
 
 
 
近鉄志摩線の終点となる賢島駅
名古屋、大阪両方面に
特急列車が運行されており、
その途中停車駅には鳥羽、伊勢などの観光地も。
伊勢志摩方面への観光客の足を担っています。


駅前に、伊勢志摩サミットを記す
モニュメントが立てられています。
駅構内には、記念館も設置されており
実際に会議で使用された円卓や椅子、
記念品等が展示されています。

 
賢島駅の南方へ足を運びますと。
こちらは賢島温泉で有名な老舗旅館、
賢島宝生苑が見えてきます。

 
たびたび囲碁・将棋大会の
会場として使用されており、
2011年王位戦、2015年名人戦など、
数々のタイトル戦がここで行われました。

さらに賢島を時計回りに走っていきます。

 

英虞湾を巡る観光クルーズ船
近鉄が運行しているものと、
地元の業者が運行しているものがあります。
近鉄運行のものはエスパーニャクルーズ、
と名付けられている通り、
スペイン風の客船で堂々たる佇まい。

 
南方には英虞湾に浮かぶ島々の姿が。
クルーズでは、これらの島を巡りながら
船旅を楽しむことができるそうです。


更に時計回りに進んでいくと、
心臓破りの坂が出現。
まだまだ余力充分だぜ、
と軽やかに駆け上がります。
何かのフラグにならなきゃいいけど。

 
賢島の最南端までやってきました。
なにやらアスレチックのような桟橋が。
めっちゃ広く見えますけど、
足の踏み場、真ん中の僅かな部分しかない。
しかも、波で揺れてる気がする?

走った足が震えてるのか。
それとも本当に波で揺られてるのか。
どちらが真実か定かではありませんが、
海にドボンと落ちないように、
へっぴり腰でスマホを構えます。

 
 
 
とっても透明度の高い海。
近場だと、海底がくっきり見えます。
この水質の良さを活かし、
日本で初めて真珠の養殖が行われました。
いまでも盛んに養殖が行われており、
工場見学の看板も複数掲げられています。

 
海沿いから賢島内陸部に戻ろうとすると
また崖のような坂。
実は、この賢島。
小さな島の中の道は急勾配の連続でして。
 
 
ま、当然ですが下は海抜0メートル。
上は30メートル前後で、
その上下を行ったりきたり。
のんびり撮るジョグをやるつもりだったのに、
気付けばいつも通りの汗だくです。
どんどん足が重くなってくるでよー。
 
 
北西部にある賢島橋へ。
冒頭の賢島大橋と、この橋。
たった2本が賢島を結ぶ橋になります。

この後は賢島を南方に見ながら、
英虞湾を沿うようにスタート地点に戻ります。

 
 
まばらに釣り人の姿を見た神明漁港
釣りに詳しくないので帰って調べたところ、
のんびり紀州釣りができる穴場とのこと。


結構、色んな魚が狙えるんですね。
アナゴなんか釣って天婦羅にしたら、
最高に旨いんだろうな。
全くの未体験なので、妄想の世界ですが。

 
 
神明漁港のすぐ西側に、
新たな施設を発見!
2019年に開設された伊勢賢島グランドーム
賢島=リゾート地のイメージを覆す
グランピング施設で、
多くのテントが立ち並んでいました。
なんせ新設なので、施設がきれい!

この後は、また急坂の登り。
もう汗と足は売り切れてしまいました。
時折スローダウンしながら、
スタート地点へ雪崩れ込み。
 
 
 
 
リゾート感溢れる優雅なジョグ
という想像とは違っていましたが。
山あり谷ありでトレーニング効果十分。
おまけに、賢島を思う存分、
体感することができた今回の撮るジョグ。

足を使って見る、聞く、知る。
とっても良い観光の形のひとつ、ですね。