いやー。
タイトルで惹かれたんですよね。
あ、絶対これ面白いヤツだ。
なんせ文字の響きがとっても良い。
メタモルフォーゼ
:ドイツ語(Metamorphose)。変化、変身の意。
うーむ。どんな映画だろう。
直訳だと変化の縁側。
ちょっと小難しい、SFチックなお話かな。
ポスターとか内容とかを全く確認せず、
本当にタイトルだけで想像して映画館へ。
いやー。
全然違うやん。笑
とっても良い意味で斜め上の映画でした。
ネタバレを避けてざっくり書きますと、
17歳の高校生と75歳の老婦人が、
BLを通じて意気投合。友情を育むというお話。
なかなか突拍子もないストーリーですが、
登場する人物がとにかく、
良い人ばかりなんです。
本当にホッコリ、癒される。
75歳にしてBLにどっぷりハマり、
ウキウキしながら漫画を読んでいる姿。
同級生に趣味の事を話せず、
内気だった女子高生が、
「友人」に満面の笑みで語る姿。
あー、オタク感良き。
めちゃくちゃカワイイ世界にニヤニヤ。
女子高生と老婦人の交友。
お互いが影響を与え合いながら、
自然体で「メタモルフォーゼ」していく。
結末もとっても心地よくて。
映画館で見れて良かったー。
大きなネタバレを避けながら、
特に印象的なシーンをふたつ。
ひとつめは、
売れっ子のBL漫画家さんが、
コミケで同人マンガを買いまくってるシーン。
もともと、マンガ好きから同人で書いて、
その後デビュー、ということが描かれていて。
たとえ売れっ子になっても、
根っからのマンガ好きが変わらない。
あー、オタク感良き。(今日2回目)
僕も好きなものは、
ずっとこのスタンスでいたい。
ふたつめ。
女子高生を演じている芦田愛菜ちゃん。
いくつかのシーンでランニングしてるんですが、
そのフォームが素晴らしい。
軽い足取りでピョンピョン弾んでる。
愛菜ちゃん、日頃から走ってるんじゃないかな。
あー、あの軽やかさ。
うらやましい!