カメラを持って写真を撮りながら、

ジョグジョグする、撮るジョグ。


今回のテーマは、

そうだ京都、走ろう。


前回は、京都駅からスタートして、

知恩院まで走ってきました。

今回は、神宮道から三条通りに出て、

東の方向に走っていきます。



あ、奥の方には
平安神宮の鳥居が見えてますけど。
今回はスルーで!

⑥蹴上 (6.2km)


三条通りの坂を登りきった所にあります、
蹴上インクライン。

琵琶湖疏水上流の蹴上船溜と、


下流の南禅寺船溜を繋いで、
船を渡す役割を果たしていた傾斜鉄道。
船運の衰退とともに廃線となりましたが、
鉄道跡がこのように残され、
文化財となっています。

そして、この蹴上インクラインの
下にありますのが、こちら。


三条通りから南禅寺へ向かう
道路の造成に伴って建設された
ねじりまんぽ。

「まんぽ」はトンネルを意味しておりまして、
蹴上インクラインの重さに耐えられるように、
内壁のレンガは斜めに巻かれており、
トンネルは斜めに掘られています。


写真で見ても、
ねじれ具合がよく分かりますね。

なんかタイムスリップするみたい!
光の先は、南禅寺・永観堂と続いていきます。

⑦南禅寺 (7.0km)


南禅寺といえば、やっぱり新緑。
マイナスイオンに包まれるかのようで
走ってきた疲れが癒されます。


南禅寺の正面はモロ逆光だったので、
横顔をパシャリ。
更に奥まで歩を進めていきますと。


京都が舞台のドラマで見たことある!
という方もおられるんじゃないでしょうか。
琵琶湖疏水の水路閣。
今も現役で使われており、
琵琶湖の水が京都市内へと流れていきます。


レンガのアーチが13連。
本当に風情がありますね。

⑧永観堂 (7.6km)


秋の紅葉、ライトアップといえば
ここ永観堂。
ですが、初夏も緑鮮やかでいいものです。


南禅寺と永観堂はこの距離感なので、
セットで観光するのがオススメです。
そして、観光後のお昼ごはん。
カレーうどんはいかがでしょう。

⑨日の出うどん (7.8km)


永観堂近くにあります日の出うどんは、
昔から京都で映画やドラマ撮影を行っていた
芸能人も足繁く通っている名店です。

名物のカレーうどんは、
ラードが決め手の濃厚な特性ルーを使用した
コク深い味わい。
ダシとカレーのスパイスが
絶妙にマッチするスープは、
残さず飲み干してしまうほどの美味しさ。


さて、この日の出うどんから二軒隣に

大学時代、住んでおりまして。



ちょうど電柱の先が日の出うどんさん。

その二軒先というところですね。

懐かしい光景だなぁ。

酒屋さんは健在、市民浴場も健在だ。


今は住まわせてもらっていた

離れのアパートが取り壊されていて、

別の家主さんに変わっておりました。



10 哲学の道 (8.2km)



日の出うどんさんから、
少し東方向、山手に入ったところにあるのが
銀閣寺と永観堂を結ぶ哲学の道。

かつて、京都大学の哲学者達が
好んで散策し物思いにふけったことから、
哲学の道、と呼ばれるようになったそうです。




今は初夏で新緑が鮮やかですが、
春は桜、秋は紅葉と
四季折々に景色が楽しめて、
多くの観光客で賑わう散歩道です。

新緑に囲まれ涼風を感じながら、
銀閣寺へと走っていきます。



11 銀閣寺 (9.5km)



正式には東山慈照禅寺。
金閣になぞらえて
銀閣寺と呼ばれるようになったのは、
江戸時代からとのこと。

1490年、室町幕府8代将軍・足利義政が
息子に将軍職を譲って、
住み移る住居として建てられたものです。

時刻が8時半を回って、
観光客の姿も徐々に増えてきました。
自撮り苦戦しているカップルを見かけ
写真撮影をお手伝い。

さ、ここからは今出川通りを
西方向へ走っていくことにします。


12 吉田キャンパス (11.3km)


警備員さん、たくさん立ってるけど。
こんな不審なランナーが入り込んでも
声がけしようともしない。
相変わらず自由だなぁ。

僕が入学した当初は、
京都大学はここ吉田キャンパスのみ。
写真に写ってる建物は全て工学部でしたが、
いまはかなり配置が変わってる様子。
キョロキョロしながら歩いてる人物。
まさに不審者。


みよ、この自転車の数々!
学生の足は皆、自転車。
この光景は変わっていないなぁ。
京都市内の大学あるある、ですよね。



構内散策してると、こんな看板を発見。
ああ、いいなぁ。
学生時代に、走ることに目覚めてれば。
当時、今より20kgくらい太ってて
トドみたいだったから。
走ることなんて、思いもしなかったけど。



久々にきた時計台で、
雲ひとつない青空で写真を撮れるとは。
日頃の行い、ですかねー。
(ちがう、ちがう。たまたまだ)


新たな発見といえば、


こんな立派な総合博物館が出来ていて。
入りたかったけど、事前予約制のようで断念。
今度、ランナー姿じゃない時に
ゆっくり見学に行こうかしら。



百万遍からの景色も、一変しました。
僕が学生時代の時の景色というと、



ま、良きも悪しきも
自由の象徴でしたからね。

卒業式の、ハロウィンもビックリ
コスプレ大会もそうですけど。
持ち味の自由は失うことなく、
時代に適応していって欲しいな、
と思うところです。


今回はここまで!
次回は、更に西へと走っていきます。


今回のおまけ
朝の爽やかな哲学の道、
つたない動画レポートでご紹介。