前回までのあらすじ
同い年の登山好き友人に連れられて、
おっさんず登山に行ってきました。
難所や珍事件を克服しながら、
たどり着いた六甲山最高峰は、
ガスが沸いて眺望ゼロの真っ白け。
悲運に失望する僕たちに
おいしくてつよくなる少年が
愛と勇気と希望を与えてくれたのでありました。
というわけで、つづき!
12時15分
本当は六甲山最高峰で
もう少しゆっくりしたかったんですけど。
沸き出るガスの影響か、
気温がグングン低下。
しまいに手が凍えてかじかむ始末。
このままだと風邪引くぞ。
実は寒すぎて慌ててダウン着たんですよね。
ってことで、
そそくさと六甲山最高峰から撤収。
滞在時間約30分。
短かっ!
12時24分
ここからは更に北上して有馬温泉を目指す。
ひたすらに下り坂。快調快調。
身体も動いて温まってきたので、
かじかんだ手も感覚が元に戻ってきた。
12時52分
なんとまぁ。
あっさりと有馬温泉までの半分を通過。
下り坂ですからね。
やっぱり自然とスピードは上がっていきます。
ただ、膝やら足やらの負担は増しますし、
こけたら割と大事件にもなりかねない。
ので、慎重に友人と歩を進めていきます。
13時14分
木々を縫うように坂をおりてきて、
なにやら道路に出てきた。
あれ、なんかホテルが見えるぞ。
観光客もいる。バスが停まってる。
え?なになに?と戸惑う僕に、
友人の一言。
「有馬温泉着いたー!」
へ?なになに?
さっきのゴールだったの?
あまりのあっけないゴールインに
拍子抜けする僕。
せっかくだから、
戻って感動のゴールイン写真を撮ってよー
と友人にお願い。
ビスコ少年に敬意を表して。
グリコポーズでゴールイン
であります!

本当に順調、快適な登山でした。
計画だてしてくれた友人に感謝感謝!
13時20分
えっへっへ。
これからがお楽しみじゃないすか。
キラッキラな温泉観光客に入り雑じり
明らかな登山スタイルのおっさん二人。
友人いわく、
普段はもっと登山客がいるらしいけど、
今日は本当に少ないとのこと。
ってことは、
我々完全にマイノリティですね。
はい。
観光のキラキラカップルからすると、
なんであのオジサンたち
登山の格好してんのよ?
って疑いのまなざしでしょう。
そんなことは気にしない気にしない。
はしゃぐおっさんず。
なにやら街中で
ボコボコ湧き出てるものを発見。
「炭酸泉源広場」と書いてある。
ははぁ。これはあれですね。
温泉の源泉ってやつですね。
さすが温泉街だんべ、
とボコボコに触りにいく。
冷たっ!
水やん。
13時30分

わーい、温泉温泉!
やっぱ運動後の温泉はたまらんすなぁ。
汗と疲れを洗い落としてサッパリ。
14時38分
温泉が終われば、さぁ食だ!
さっそく店選びで街中ぶらり。
15時閉店のお店が結構多くて、
店選びに難航するもたどり着いたのは
洋食屋さん「グリル六甲」

温泉町でも割と外れた場所にあって、
とっても落ち着いた雰囲気。
ゆっくり食事を楽しむのにピッタリですね。
メニューを見ると、冒頭
神戸牛ハンバーグ 2500円
の文字に固まるおっさん2名。
生まれてこのかた、
ハンバーグにそんなお金を
払ったことはありませんよ。
これはとんでもないお店に入ったかも、
とメニューをペラペラめくっていくと
六甲カレー 1800円
和牛100gを贅沢に使用!オススメ!
という文字が目に飛び込んできた。
和牛100g使って1800円はオトクじゃない?
と完全にハンバーグ価格で思考力を壊される。
でもね。
これがとんでもなく美味しかったんです。
カレー大好きで、コロナ前は色々食べ歩き
カレーフリークを自負している僕ですが。
今まで食べたカレーの中で
1・2を争うかもしれない。
一口めはとってもフルーティー、
食べ進めるたびにスパイスが口の中に広がる。
じっくり煮込んだ100gの和牛が
とろけるような甘さで、
カレーとハーモニーを奏で、
豊潤な味わいをもたらしてくれる。
激うま。
僕の中でのカレートップランカーは、
もしくは
でしたが、甲乙つけがたいレベル。
友人はのんべえですので、

ビール付きのセットを頼んでましたが、
取り分けてもらった唐揚げ美味しかった。
あと追加で注文した
ソーセージもうまうま。
噛んだ時の食感、そして肉感。
あとを追うように広がる薫製の香り。
めっちゃ良いお店を発見しました。
有馬温泉へ足を運んだ際は、
ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
15時55分
有馬温泉をバスで出発。
これにて、芦屋川駅からはじまり
六甲山最高峰、有馬温泉と続いた登山旅は
終わりを告げたのでありました。
あー楽しかった。
楽しすぎて色々と書きすぎちゃいましたが。
たまにはランの合間に
山登り、ピクニックも良いかもしれません。
多少はトレーニングにもなりますしね。
2日にわたって長文になりました。
最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。