言葉を書き綴るとき。
スピーチで言葉を発するとき。
日本語には常套句というものが存在しますね。
たとえば、
結婚式のスピーチで用いられるのが
「本日は、お日柄もよく」
その常套句を題名に取った、
原田マハさんの小説。
スピーチライターという職種を題材に、
日本語の表現力の奥深さ、面白さ、
難しさを感じさせてくれます。
ブログを書いていても思うのですが、
日本語って本当に奥が深い。
てにをは、を1文字変えるだけで
表現が固くなったり柔らかくなったりする。
単語を1つ加えたり削ったりするだけで、
伝わる表現になったり、
伝わらない表現になったりする。
だから、
日本語を上手に操れる人。
とっても憧れます。
2月頃の僕のブログで、
ハム太郎さんが、
ランニングの楽しみについて、
こんなコメントを書いてくださいました。
「体中に酸素が行き渡っている時の
気分って最高ですよね」
うわぁ!
とんでもなく素敵な表現!
と、思わず鳥肌が立ちました。
走ってる時の高揚感が詰まっていて、
情景が鮮やかに思い浮かぶ一文。
ほんとすごい。
以来、僕にとって、
ランニングの楽しみを表現する
常套句になりました。
周りでランニングを始めた人がいた時に、
決めゼリフで使わせてもらおう、と思ってます。
「ランナーの世界へようこそ。」
という言葉も添えて。