半世紀越しのリベンジ

 今となってははるか昔の55年前、大阪の千里丘陵で開催された日本で初めての万国博覧会の会場の地に私は立っていました。仕事が多忙な父にかわり母に連れられはるばる九州からやってきたのです。当時幼稚園だった私の記憶に残っているのは、見たこともないような大混雑。そして迷子にならないように首から下げた「迷子札」ぐらいですが、「ちっとも楽しくなかった」という恨みに近いネガティブなイメージだけはずっと心の中でくすぶっていました。というのも母は混雑や行列が大の苦手。当時の目玉だった月の石が展示されたアメリカ館はもちろんのこと、人気パビリオンはいっさいスルーして、並ばずに入れる(面白くない)ところを少しだけ回って切り上げたからです。

 

 あれから時が過ぎ、2025年の大阪・関西万博の開催が決定しました。まだ概要すらよくわからなかった2023年11月の時点で迷わずに開幕チケットを押さえました。息子くんはちょうど当時の私と同じ5歳です。「息子くんには私と同じ思いはさせない!」周囲がチケットの入手を様子見しているなか、半世紀越しのリベンジにひそかに燃える私でした。

パビリオン予約で大失態

 私が購入したのは開幕日から4月26日までの間に1回入場できる割安な「開幕券」です。購入時に来場日時を決める必要はなく、後から指定することができるシステムです。混雑を避けて平日に休みをとって行くということだけは決めていましたが、夫婦の仕事の都合のすり合わせの必要もあって来場日を決めたのは開幕まで1ヶ月を切ったころでした。

 

 パビリオンの予約は当然ながら来場日を決めないと始まらないのですが、いざ予約をしようとして愕然とします。

 

”2ヶ月前抽選、とっくに終わってた”

 

パビリオン抽選のしくみはこうなっていました。

  • 2ヶ月前抽選:来場日の3ヶ月前から申し込み可能。第5希望まで申し込んだ中から1つだけ当選権がある。
  • 7日前抽選:来場日の1ヶ月前から申し込み可能。第5希望まで申し込んだ中から1つだけ当選権がある。
  • 空き枠予約:来場日の3日前から申し込み可能。その段階で空いてる予約枠を先着で1つだけ確保できる。
  • 当日予約:入場10分後から申し込み可能。その段階で空いている予約枠を先着順で1つだけ確保できる。
 この4回の機会それぞれで一つづつパビリオンの予約ができるので最大4つのパビリオンの予約が可能ということになります。
 
 すでに入場まで1ヶ月を切っていたのでせっかくの貴重な抽選の機会2回のうち1回をみすみす逃していました。気を取り直して7日前抽選の申し込みをしますが、ここでも失敗を犯します。「パビリオン 人気」などで検索して人気上位のパビリオンから子供も楽しめそうなものを5つ選び、どうせなら朝一番のほうが予定が立てやすいだろうとすべて朝一番の枠で申し込んだのです。
 
 抽選日を過ぎても抽選結果のメールが届かないので、チケットサイトに確認に行って、膝から崩れ落ちました。
 
 
”全部落選やん”
 
 全部落ちるというのは想定外でした。後でわかったのですが、そもそも予約の戦略が間違っていました。午前中は競争率が高いので避けたほうがよかったのです。そして、本命パビリオンの違う時間帯で複数申し込むべきでした。つまり予約はこうするべきでした。
  • 第1希望:本命パビリオン 10:00~
  • 第2希望:本命パビリオン 12:00~
  • 第3希望:本命パビリオン 14:00~
  • 第4希望:本命パビリオン 16:00~
  • 第5希望:次点パビリオン 16:00~

 時間帯を替えて本命パビリオンを4つ希望し、全落選という悲劇を避けるため滑り止めで別パビリオンやショーを第5希望の当たりやすそうな時間帯で申し込むのです。どうせ一つしか当たらないのですから。

 

 とにかく、この段階で事前抽選は一つも当たらなかったという事実に変わりはありません。

 

”予約が必要な人気館には一つも入れない”

 

 55年前の悪夢の再来です。3日前の空き枠予約に賭けるしかありません。3日前となる深夜0時、日付が変わる瞬間に震える手でスマホを操作します。

 

 モンスターハンターは相変わらず×印でしたが、三菱未来館は△印でした。確認すると17:40の枠が空いていたのですかさず申し込みます。先着順なのでこれで確定。あとは当日予約で何か取れれば最低2つは体験できると思えば少し気が楽になりました。

初日の大混雑を体験

 開幕初日、ブルーインパルスが飛んでくるということで飛行経路の吹田の千里万博公園へ息子くんを誘いましたが「行きたくない」と断固拒否されました。朝から体調もあまりよくなさそうで熱を測ると37.0度。無理して連れて行くのはあきらめて、一人で下見もかねて万博会場に行くことにしました。日曜の昼12:00前ですが、終点の舞洲駅に近づくにつれ電車は身動きがとれないくらいの満員となりました。駅も大混雑で改札までの長い列がなかなか動きません。

 

改札を抜けて地上に出るころに、悪天候によりブルーインパルスの飛行中止のアナウンスが流れました。いざ引き返そうとしても駅に入るのも長い行列に並ぶ必要がありました。とにかく駅に行って帰っただけなのにどっと疲れました。予約当日も余裕を持って出発しないとこんな混雑に巻き込まれたら大変だとちょっと気が重くなりながらもエスカレーターに近い車両位置をチェックするなど収穫もありました。

 

 その後のニュースやSNSなどで、スマホの電波状況が悪く入場に必要なQRコードが表示できずに入場が滞ったという情報が流れてきました。QRコードは入場だけでなく予約したパビリオン入館にも必要なのでスクリーンショットや事前印刷が推奨されていたのでスマホのトラブルに備えて印刷したものをクリアファイルを切って手作りしたカードケースに入れて首からかけられるようにしておきました。

 

裏側はパビリオンの予約時間一覧も表示されているので、予約がたくさんとれている人は重宝すると思います。

 

 会場内地図も現地では有償でしか配布されておらず、公式サイトでダウンロードできる地図を印刷して持って行ったほうがいいです。なお公式の地図は地図上に直接施設名がプロットされておらず、いちいち記号から参照するつくりのためわかりづらいです。書籍「大阪・関西万博ぴあ」に付属する地図を持っていくか、ネットにある有志が作った非公式マップをお勧めします。

 

 

いよいよ当日

 私たちが行ったのは開幕5日目、4月17日(木)です。当初は比較的すいている西ゲートにバスで迂回することも考えましたが、2日目、3日目の混雑状況をSNSなどでチェックして駅直結の東ゲートに向かいます。

 

夢洲駅には8:14到着。駅に到着した段階で車内は空席があるほど空いていました。

中央線車両で改札に一番近いのは1号車、下の写真の3連エスカレータに乗るなら3号車の1,2番扉が近いです(私たちはこれ)

 

改札も初日の混雑が嘘のようにスムースに通過し、8:20ごろに9:00予約枠のグループの待機列に並ぶことができました。

 

8:30に9:00予約枠グループが入場ゲート前に誘導開始。ゲート前がいっぱいになったら誘導ストップ。私たちは最初の誘導グループの後方あたりでした。

並ぶゲートは自由に選べます。事前情報で奥が流れが速いとのこことで21番ゲートに並びました。
ゲートは前後互い違いに配置されており21番、23番は手前、22番は奥にあるといった感じなので同じ列の長さなら手前にゲートがあるほうが気持ち早く通過できるかもしれません

 

早起きしてきましたが、息子くんもまだ余力を残しています。

 

8:55にゲートオープン。荷物検査が始まり列が動き始めました。

手荷物検査は空港と同じ感じ。瓶、缶は不可。飲みかけのペットボトルもダメとのことでしたがそのチェックは緩かったです。

9:15 ゲートを抜けて入場完了。結局入場前待機を含めトータルの待ち時間は1時間弱でした。

 

 とりあえず予約なしの人も並ぶことができる住友館にダッシュします。住友館は東ゲートのすぐそば、予約なし待ち時間を見て絶句。

 

素直にあきらめて、少し先にあるアメリカ館に並ぶことにしました。(45分待ち表示、実績40分)

使える!当日予約

 当日予約は入場手続きをして10分後に当日予約が可能となるので、アメリカ館に並びながら予約サイトをチェック。なんとガスパビリオン おばけワンダーランドの11:10の予約がゲットできました。当日予約は予約したパビリオンにチェックインした段階で次の予約ができるようになるシステムなので、うっかり遅い時間の予約を取るとそのパビリオンを見るまで他の予約が一切取れなくなるので注意が必要です。

 

 

 

アメリカ館では最後のロケット発射体感がすごいぐらいでした

 

そうそう、月の石を見るという半世紀来の願いもかないました。

楽しいスタンプラリー

 各パビリオンの出入り口付近にはスタンプ台があり、これがパスポートの入国印を押してまわるイメージで楽しいです。専用の公式パスポートも販売されていますが、持参したノートやメモ帳に押してもかまいません。私たちは何も準備していなかったので持参した地図の裏に押していきました。最後には地図がどんどんボロボロになっていったので、小さなノートを準備していけばよかったです。

 

アメリカ館を出たところで、ガンダム館の当日予約枠開放時間の情報を入手しました。12:00, 15:00, 17:00に開放されるのだそうです。忘れないようにスマホにアラームを設定します。

 

 しばらく散策後、当日予約が取れた ガスパビリオンのおばけワンダーランドへ。このパビリオン、子供は7歳以上という制限があります。息子くんは5歳なので予約抽選にも申し込まなかったのですが、後になってVRゴーグルではなくタブレットのようなスマートデバイスを持って参加できるという情報を入手していました。

 

 いざ、参加してみると年齢を聞かれることもなくそのまま先に進み、メインのVRゴーグルをかぶる部屋まで来てしまいました。広い部屋に碁盤の目状に広い間隔でVRゴーグルが置かれていました。参加者同士の間隔が割と離れているので事前説明通りにVRゴーグルを自分一人で装着して、さらに仮想空間に現れる空間スイッチを手で操作して言語と字幕を選択する必要があるので7歳以上という制限がついたのだと思います。

 

 とりあえず、息子くんにVRゴーグルをかぶせて頭のサイズ調整をさっと済ませて自分は配置に戻ります。音声や字幕の選択操作はできなかったと思いますが、時間が来たらデフォルト(日本語)になるのでしょう。すでに私から見るとは息子くんもオバケにしか見えなくなっているのですが、リアクションを見る限り問題なさそう、というかばっちり楽しんでいました。

昼食は

 カスパビリオンを出るとちょうどお昼ご飯の時間になってきたのでリングサイドマーケット(フードコート)で昼食を物色。それほど混んではいませんでしたが、ここにきて大阪名物でもないだろうと屋外のテーブルだけ確保。息子くんはパンが食べたいとのことなのでフードコート内のパン屋さんでパンを買い、どうせ食べきれずに残すであろうということで私はそのおこぼれを待ちます。

 

嫁さんはオーストラリア館のテイクアウトでツナサンドみたいなものとオージーパイを買ってきてました。

 

どちらも半分づつ分けてくれて、食べ終わったあとにニヤリとしながら、「これ何だったと思う?」と聞かれました。なんとツナサンドと思っていたのはワニ肉だったのです。「言ったら食べないと思って」だと。クセもなく美味しくいただきました。


 そして昼食中に12:00のアラーム鳴動。ガンダムのパビリオンGUNDAM NEXT FUTURE PAVILION の空き枠開放時間です。半信半疑でサイトにアクセスすると予約可能になっていました!操作にもたついていったん戻ってしまったら先ほどまで空いてた枠が埋まってしまいました。これは時間との闘いです。なんとかその次の14:00の枠を無事ゲットできました。スマホの時計は12:01になっていました。

 

 昼食を終え、サウジアラビア館で話題になっているコーヒーが飲みたいという嫁さんの要望で入場の列(予約不要)に並びます。展示は特筆すべき点なく。コーヒーなどの飲食ブースは長い行列が出来ていたので結局あきらめました。


 まだガンダムの予約までまだ時間があるので近くのインドネシア館へ。ここに並んでいると無料でコーヒー配ってくれて嫁さんも一息。展示も意外と興味深かったです。


 

14:00にガンダムのパビリオンGUNDAM NEXT FUTURE PAVILION へ。巨大なガンダムがお出迎え。

 

 宇宙に伸びてるエレベータに乗って宇宙ステーションに行って戦闘に巻き込まれるというシナリオ。エレベータや宇宙ステーションの窓がマルチスクリーンで構成されていて臨場感を味わうというよくある演出で、目新しい技術はありませんでしたが、息子くんはとても喜んでました。

 

 ガンダムを見終わった後から当日予約がどこも取れなくなってきました。以後当日予約はあきらめました。

 

 とりあえずリングに登ってみましたが、想像をはるかに超えて広かったです。「リングの反対側はどこ?」状態です。

 

 次に、嫁さんの「カラバッジョ」の絵が見たいという希望でイタリア館へ。予約優先ですが予約なしでも30分ほど並んで入館できました。

 

イタリア館の目玉、日本初公開の古代ローマ時代の彫刻像「ファルネーゼのアトラス」

 

400年前に描かれた名画カラヴァッジョの「キリストの埋葬」

 

目玉の絵画と彫刻以外は特に見るべきものなしでした。

 

イタリア館を出てあたりを散策していると細かいミストが噴き出すゾーンに遭遇。迷わず突入。

 

案の定びしょ濡れになりました。夏は涼しいかもね。

 

 プレオープンで万博に行った知人が口をそろえて噴水ショー アオと夜の虹のパレード がとてもよかったというので会場を下見に行きました。正面席の予約は取れませんでしたが、予約席の横のフリースペースを確認。写真のベンチがあるところは予約席。手前の点字ブロックがあるところがつづら折りのスロープになっていてそこで見ることができます。

 

 ステージの背面のリング側からも観ることはできそうですが、SNSに音声が聴こえないとの評があったので観覧ポイントはここにすることにしました。

 

 その後、SNSで評価の高いクウェート館に並びます。並んでいる途中に息子くんに呼ばれると羽を生やしてました。

 

クウェートの砂漠の実際の砂をうまくつかった展示

 

会うスタッフみんなが息子くんにやたらと「スライダーあるよ」と話しかけていたのですが、すべり台(120cm以下は親同伴)でした。

 

映像のモデルに合わせて踊ると、踊りが評価されます。嫁さんの横で息子くんも一緒に踊っていました。

 

最後は砂漠に横たわって天空の星空を眺める演出。クウェート館は評判通り素敵でした。

 

 最後に予約していた。三菱未来館へ。今となってはそれほど大型とも言えないスクリーンでただ映像を見るだけでした。映像装置は高精細ですが、それを活かせていない素材(手書き風、安っぽいCGなど)でした。でも息子くんは喜んでました。

 

まるで空に穴が開いたように見えるEXPOホールシャインハット

 

 噴水ショーまでもう少し時間があったので、 入館者に無料でポンチョを配っているブラジル館へ。残念ながら当日配布はすでに終了していましたがとりあえず展示を見ます。なんだかよくわかりませんでしたが、レーザー光線の演出がスパイ映画みたいで息子くんにはウケていました。ポンチョ、他で着れるものでもないですが記念に欲しかったです。


 

 そうこうするうちに噴水ショー アオと夜の虹のパレード の時間が近付いたので下見していた場所へ。日が沈むとそこそこ冷えてきたので持参した薄手のダウンが役に立ちました。

 

ショーは投影キャラクターがはっきり見えない場面も一部ありましたが予約席の外でも十分に楽しめました。音声もはっきり聞こえ、ストーリーをちゃんと追うことができました。

 

噴水とシンクロしたレーザー光線と炎の演出が見事でした。

 

  これでお開きのつもりでしたが、帰りの西ゲートに向かう途中のシンガポール館が待たずに入れそうだったので入りました。自分で描いたキャラクターや文字が天空スクリーンに表示されるのがメインですが結局息子くんが書いたものは見つけられませんでした。小腹が空いていたのでシンガポール館のロティプラタシュガーと揚げソルティドッグ・カスタードまんを買って食べました。

帰路は西ゲート

 開幕日の夢洲駅の大混雑がトラウマで帰路は西ゲートからシャトルバスを使うことにしました。もしかしたら朝同様に東ゲートの混雑は解消していたかもしれません。

 

西ゲートに向かう途中ガンダムがライトアップされているのが見えました。

 

 ちなみに、西ゲートはがらがらでした。ゲート付近ではお見送りのスタッフが並んで手を振ってくれました。何せ通る人が少ないので小さい息子くんがVIPばりに集中砲火を浴びます。息子くんも勝手に「バイバイ隊」と名付けて「バイバイ隊ヤバいな。バイバイ隊多すぎでしょ!」と照れながらもとても嬉しそうでした。

 

 ゲートを出てすぐのところにJR桜島駅行きのバスが3台停車していました。どれに乗っても3台同時発車するので好きなのに乗ってくださいと言われました。

 

もちろん余裕で座れました。

 

念のため専用アプリを入れてバスのチケットの購入を済ませていましたが、料金はすべて降車後に支払いと言われ降車後のゲートで手続きするシステムだということがわかりました。空いていれば現金でもスムースに通過できそうです。料金は大人350円でした。

 

JRも座れましたが、途中でユニバ帰りの人たちが大挙乗ってくるので九条の乗り換えで立つハメになりました。

総評

 今回事前予約1件のみという悪条件で参加しましたが、天候にも恵まれて、結果うまく立ちまわれて親子とも満喫しました。歩き疲れましたが行って損はないと思います。

 

 息子くんにどこが一番楽しかったか聞いたら「えー、一つじゃ足りない。おばけもガンダムも火星行くやつ(三菱未来館)も楽しかった」と言っていました。

 

 もし次に行くなら、やたら高評価の住友館をしっかり予約して、シグネチャーパビリオン各種、NTT、モンハンなど行けなかったところに行ってみたいです。噴水ショーももう一度正面で見てみたいです。嫁さんはフランス、中国などの国パビリオンと各国グルメを攻めたいと言っていました。

 

何かと批判の多い万博ですが、「また行きたい」これが私たち家族の結論です。

 

追記:そして割引コードで通期パス購入へ!

 万博を訪れてから一週間が過ぎ、知人の感想やSNSによる各パビリオンのレビューも出そろってきました。「ここも行きたかった」、「それ食べたかった」などやはり心残りがいっぱい出てきました。もう一度行くことを真剣に検討していたところ「4月・5月来場者に限定した通期割引販売」なるものの存在を知りました。

 

 

 東・西各ゲート前にあるチケット引換所で15:00以降に当日利用したチケットを見せると、通期割引購入の際に大人6,000円引き、中人3,500円引き、小人1,500円引きとなる割引コードをもらえたのだそうです。知りませんでした。その場で通期パスを購入する必要はなく、あくまで割引クーポンをもらうだけなので、使うかどうかは別にしてとりあえずもらっておけばよかったのです。よく調べると来場当日でなくもチケットを持参すればクーポンをもらえるそうなので、昨日もらいに行ってきました。

 

 夕方5時ごろに夢洲駅に到着、駅から地上に出て真正面にあるチケット引き換え所には当日のチケットを引き換える長い列ができていましたが、誘導スタッフに聞くと割引コードの配布もこの列に並ぶ必要があるとのことで、15分ほど並びました。

 

 チケットのQRコードを印刷したものを家族分まとめて見せるとクーポンコードが印刷された紙を人数分くれました。この紙に記載された専用サイトから手続きに進み、もらったクーポンコードを入力すると割引価格で購入できます。割引額は前回入場に使った開幕券の金額よりも大きいので「こんなことなら最初から通期パスを買っておけばよかった」という残念な思いをせずにすむのがうれしいですね。

 

 これで「夜だけ」「仕事帰りに子供が興味ないパビリオンを夫婦交代で」「リングから見る夕焼けを見るだけ」などといった贅沢な使い方ができるようになりますね。閉幕まで万博を楽しみ尽くしてやろうと思います。