イベントだけでも楽しめる?

 2輪のストライダーで行われるレース「ストライダーカップ」。5歳になったばかりの息子くんの参加クラスでは、愛用のストライダーでの参戦はレギュレーション上無理なことがわかってあきらめていました。

 

 開催が近付くにつれ、SNSなどでやたらと広告を目にするようになり、よく調べるとイベントだけでも十分楽しめそうなことがわかりました。場所は息子くんが好きな万博記念公園。運動会の翌日のパパと水入らずの休日の行先について息子くんにこのイベントを打診してみたところ「行きたい!」と二つ返事。これは楽しみです。

 

 

不機嫌モード全開

 当日は絶好の晴れ。会場や周辺道路が混雑する前に向かおうと早起きして支度しますが、どうも息子くんが乗り気でないようです。いざ出発の段になって

 

「行かない」

 

出た。イヤイヤ期によくあった出発前のグズリが久しぶりに発動したんだと思いました。

 

「おうちでアンパンマンの映画見る」

 

バカなこと言っちゃいけません。こんな晴れの日の昼間っから家にこもってテレビなんてありえません。

 

 すでに嫁さんは仕事に出かけていないので、不利な戦いの始まりです。飴だのムチだの使い分けてみますが、時間だけが無駄に過ぎていきます。結局大泣きさせてしまった状態でなんとか車に乗せて出発です。

 

 万博記念公園に到着してもブスッとした表情のまま。とりあえずキャリーワゴンにテントやクーラーボックス、愛車のストライダーなど一式詰め込んで会場に向かいます。ストライダーは通常時は公園への持ち込み自体禁止されているのですが、今回はイベントエリア内での乗車のみ特別に許可されており、中央駐車場から公園に向かう途中の特設テントで誓約書をWEBで手続きして許可シールをフレームに巻きます。

 

会場に到着。広々としたエリアに様々なイベントが用意されていました。

 

会場内の芝生エリアにはすでに参加者たちのテントがたくさん。テントを広げて陣地を確保します。

 

ところが息子くん、テントにこもったまま外に出ようとしません。この顔よ。

 

暑い。しんどい。とテコでも動きません。とりあえず私一人で会場を見て回ることにします。

 

順位は競わないけれども、レース気分が味わえる「Ready Set GO!体験」

 

大人気で行列ができていた「ストライダーパンプジャム」

 

 他にも楽しそうなコンテンツがたくさん、これらすべて「わくわくパスポート」があれば参加できます。「わくわくパスポート」は1,500円ですが、事前にWEBページに掲載の割引券を印刷して(これ重要・画面提示不可)持っていけば1,000円です。

もちろん割引券は持参していましたが、肝心の息子くんがやる気ゼロ。テントに戻っても「暑い。帰る」。わくわくパスポートを買うのは保留です。

 

 ここで息子くんの顔をよく見るとなんだか顔色悪い気がしてきました。しんどいのか聞くとうなずきます。

 運動会の翌日、疲れがたまっていたのかもしれません。帰る前に会場を一周だけ見て帰ろうと提案して設営したばかりのテントをたたんで荷造りをします。

 

何をみても無表情のまま。走ります。

 

唯一笑顔を見せたのはここだけ。

 

表彰ステージでもうつむいたまま

 

息子くんのストライダーカップ初参加はこれにて終了。このまま息子くんごとキャリーワゴンに乗せてイベントに向かう人波に逆らって駐車場まですごすごと引き上げます。

 

イベント自体はレースに参加しなくても十分楽しめるように企画されていました。目を輝かせて活発に動き回る2~4歳くらいの子供たちがたくさんでした。そう、うちの子を除いて…。

 

気まずい雰囲気のまま休日で混雑する道を運転し、昼過ぎには帰宅となりましたが、もう相手するのにも疲れて、ご希望のアンパンマンの映画を開放して放任。残念な休日となってしまいました。

 

後日、嫁さんがこっそりストライダーのイベントは行きたくなかったのか聞いてくれたのですが、「しんどかったの」と言ってたそうです。どうやら本当に体調が悪かったようです。私一人で張り切りすぎたようです。ごめんね。