4年目の晴れ舞台
秋恒例の保育園による生活発表会。0歳児クラスの時から数えてこれで4回目。年を重ねるごとにできることが増え成長を実感させられる素晴らしいイベントです。
今年の劇のお題は「オオカミと七匹の子ヤギ」
何か月も前から練習はスタートし、本番を行う公民館でもリハーサルをして完成度を高めてきました。息子くんはなんとオオカミ役。園から帰ってきても劇の練習のお話を詳しくしてくれていました。
「…ってナレーターさんの○○ちゃんと△△ちゃんが言って、そしたらヤギさんの◇◇くんが」
…といった感じで、自分のセリフだけではなくみんなのセリフまで覚えていて、肝心のオオカミの出番もそれなりに多そうです。これは否が応でも期待が高まります。インフルエンザが猛威を振るうなか、本番前に体調を崩してはいけないと体調管理にも気を遣って祈るような気持ちで日々をすごし、無事本番を迎えました。
私は前の晩遅くに実家に帰り、翌朝早くに88歳になる母を連れてきて晴れ舞台を見せてあげることにしました。
「…ってナレーターさんの○○ちゃんと△△ちゃんが言って、そしたらヤギさんの◇◇くんが」
…といった感じで、自分のセリフだけではなくみんなのセリフまで覚えていて、肝心のオオカミの出番もそれなりに多そうです。これは否が応でも期待が高まります。インフルエンザが猛威を振るうなか、本番前に体調を崩してはいけないと体調管理にも気を遣って祈るような気持ちで日々をすごし、無事本番を迎えました。
私は前の晩遅くに実家に帰り、翌朝早くに88歳になる母を連れてきて晴れ舞台を見せてあげることにしました。
開幕
息子くん、朝から機嫌も上々。何の問題もありません。いざ開幕。まずは楽器による演奏と歌の披露です。大太鼓、小太鼓、シンバル、ピアニカ、タンバリン、鈴、カスタネットにわかれていて息子くんは鈴でした。適材適所ですね。これなら失敗も目立ちません。にもかかわらず息子くんはというと目はうつろで放心状態、まるでやる気が全く感じられません。
少し曲が進んでようやくまわりに釣られるかのようにワンテンポ遅れて手が動きだしました。
やれやれです。
続いて歌。やはり固まっています。いつも嫁さんと一緒にご機嫌に歌っていた歌なのに…。見かねた嫁さんが大げさに口パクをしながら目ぢからビームを連射。
釣られるかのように歌いだしました。
そしてメインイベントの劇が始まります。
さっそくオオカミ登場。あれ?息子くんではありません。どうやら園児が多いので登場シーンごとにオオカミ役が複数いるようです。
「言うことをきかないと食べちゃうぞ~」
家で何度も聞かされたこのセリフ。確かにオオカミのセリフではありますが、息子くんのパートではありませんでした。
そうこうするうちに物語はクライマックスへ。ヤギのお母さんに扮したオオカミが白く偽装した手だけ見せて扉を開けさせます。ここでも複数人の声で手しか見えないので誰がしゃべっているのかわかりません。次の瞬間、息子くんたち2名が扉を開けて飛び出して子ヤギたちに襲い掛かります。
顔が見えたのはこの一瞬。あとは舞台に背を向けて子ヤギたちを倒してささっと舞台袖に消えてしまいました。
結局顔出しでのセリフはなし、出番も一瞬というやや期待外れの結果となりました。はるばる見に来た母もあっけにとられて無言でした。でもそれは勝手に私たちが期待しすぎていただけで、20名以上の出演者を仕切るとこうなってしまいますよね。
むしろこう考えるべきですね
「元気で出演できただけでまるもうけ」
凝った衣装に舞台セットを準備して、何度も練習を重ねてちゃんと劇を完成させていただいた先生方に改めて感謝です。