今年もお楽しみがやってきました

 秋も深まり、今年も保育園の生活発表会の時期が近付いてきました。これまでも0歳児クラス、1歳児クラスでの発表をなんとか無事こなしてきました。
 
0歳児クラスでの様子

 

そしてこれが1歳児クラスのとき

 

 日頃の練習や実際の会場へ移動しての予行演習などを着々とこなしていっている様子で、劇中の歌やセリフを口ずさむようになってきました。

 

家でもふとした拍子にかわいい声で歌ってくれます

 

「♪よいしょ、こらしょ、よいこらしょ、おおきなかぶよぬけとくれー」

 

どうやら演目は「おおきなかぶ」のようです。

 

何を演じるかママが聞いた時、彼の答えは

 

「おじいさん」

 

でした。でも、私が聞いた時は

 

「たね」

 

はっきりしませんが、どちらかというとこっちですよね。他にしっかりした子がいるのに、大きな役は無理ですよね。

 

 ただ、予行演習の様子を記された連絡帳には「セリフがちゃんと言えた」という旨の記述があったのでセリフがある役ではあるようです。

 

 今年は、大きな市のホールを借りての発表会なので両親の他にあと2名参観の枠があります。嫁さんのご両親も招待して当日を楽しみにしていました。

いきなり出演が危ぶまれ…

 発表会を一週間後に控えた土曜日の深夜、布団の中の息子くんが異様に熱いのに気づきました。検温すると38.0度。翌朝37度台に下がって一見元気そうに見えましたが夕方になるとまた38度越えでぐったり。食欲も完全になくなりました。月曜日に病院に連れて行き、コロナ検査も行われましたが結果は陰性。「何らかのウイルス感染症でしょう」というあいまいな診断で様子見となりました。それから夫婦交代で仕事を休んで看病しますが、週半ばを過ぎても一向に熱が下がりません。発表会の出演が危ぶまれる中、金曜日になんとか登園できる状態に。「これなら出られそう」とほっと胸をなでおろします。

当日

 金曜日は病み上がりとあって、寝起きも悪く「保育園行かない」と大荒れで一苦労しましたが、本番の土曜日は気持ちよく目覚めて食事もしっかりとってくれました。これならばっちりです。
 
プログラムによると以下の演目が用意されていました。
  • 劇「おおきなかぶ」
  • 合奏「南の島のハメハメハ大王」
  • 合唱「やぎさんゆうびん」
  • 合唱「おばけなんてないさ」
 会場は立派なホール。この雰囲気にのまれてセリフが出ずに固まってしまわないか心配になります。我々は息子くんがひいたくじ運の悪さのせいで最後列からの鑑賞です。
 
そして、いざ幕が開いて…
 
今時は、みなさんスマホで動画撮影ですね。
 
最初の劇「おおきなかぶ」が始まりました。
 
 登場したおじいさんとおばあさんは、どちらもクラス内で一番しっかりしている優秀な2名でした。ベストメンバーですね。セリフもばっちり。さては息子くん、土の中でうごめいている「かぶ」たちの一員ですね。
 
劇が進んで、かぶを引っ張る協力者たちがどんどん増えていきますが、息子くんの姿は無し。確信します。
 
やっぱり「かぶ」ですね
 
 ところが最後に抜けた「かぶ」にも息子くんはいません。急にぐずったのかと一瞬不安がよぎりましたが、そのまま第2幕へ。さきほど抜いたかぶは「赤ちゃんかぶ」で「おおきなかぶ」は翌日に抜くことになったという設定でした。
 
 土の中にうごめいていて葉っぱだけ見えているかぶたちの数が増えて明らかに身長の高い子が増えました。息子くんきっとあの中ですね。
 
 そして、登場したおじいさんとおばあさん、よく見るとさっきと役が入れ替わっていて、おじいさん役をやっているのは…
 
むっ、息子くんじゃないですか!!
 
決められた位置に立ち止まって、さぁ、ピンのセリフの番。言えるのか?
 
「おおきなかぶを抜くぞ!」
 
言えた!言えた!できた!できた!
最後列の私たちまでちゃんと聞こえました。
 
よくできました!
 
 続くカスタネットの演奏では、曲に合わせてではなく、横の「デキる子」の動きを完コピしているのがバレバレ(笑)。おかげでみんなより常にワンテンポ遅れてました。
 
 合唱曲もそつなくこなして無事終了。恒例のおもちゃのお土産をもらって大喜び。記念撮影もそこそこに友達とはしゃいで走り回っていました。
 
 
 たった1年なのに、歳を重ねるごとに演目が増え、できることが増えているのを実感しました。来年はどんなことができるようになっているんだろうかと今から楽しみです。