まいど~。まいど~。毎度のことながらTVから発せられましたよ!
うちのTV様は14インチ四角い顔のニクイやつ。ブラウン管の下にはビデオまで付いてる高機能です。テレビデオなのです!ビデオのほうは時どき詰まり、カセットが取り出せなくなります。TVは「プロレス」などと言いはりました。
「あさりちゃん」ではじまり「パーマン」に続き、そして「かぼちゃワイン」でしめる。パーマンの変わりに「オバケのQ太郎」の時もあれば、「忍者ハットリくん」の時もある。至福の時間。3本連続でたんまり見れるこの喜びよ!
一体なんの事かと言いますと夏休み子供劇場という再放送アニメの番組です。子供のころ夏休みになると毎日欠かさず見ていました。当時一番の娯楽は好きなアニメを見ることでした。学校がある為一日30分ぐらいしかアニメを見れないのが夏休みに入るともうウハウハ。視聴率が取れるのでしょうか、TV局も大ハリキリで夏休み子供劇場、午前10時から1時間半の大盤振る舞いなのです。喰い入るように見まくっていました。
「あさりちゃん」は辛気臭いのであまり好きではなく、「かぼちゃワイン」も主人公のエルがあまりかわいくありません。正直楽しみにしてたのは「パーマン」や「オバQ」だったのですが、それでも充分に楽しめました。
漫画なら、そのうち週刊少年ジャンプを買い出すようになり、ジャンプは小学生達のバイブルでした。いろんな漫画が毎週沢山読めるからです。読んで気に入った漫画は単行本で買い集めました。一番好きな漫画は「キン肉マン」です。正義超人と悪の超人が地球の平和をかけて戦います。そこは四角いリングのであり、さながらプロレスのよう。超人同士のプロレス戦です。主人公の正義超人キン肉マンは味方超人から友情パワーをもらい、ピンチになると火事場のクソ力をいかんなく発揮して悪い超人たちをバタバタと倒し、試合に勝ったキン肉マンがいつものセリフを言います。「へのツッパリは、いらんですよ!!」すかさず試合をかたわらで見守るアナウンサーの、アデランスの中野さんは合いの手を入れます。「うおおぉぉぅ!言葉の意味は分からんが、とにかくすごい自信だ!」 ナイスコメント中野さん!
そしてキン肉マンめちゃめちゃかっこいい。
キン肉マンはプロレスをベースに描かれた漫画ですが実際のプロレスも漫画に負けてはいません。おもしろい場面が盛りだくさん。
特に見所は理不尽きわまりないお約束事の数々。そのうちいくつかを下記に上げてみます。
お約束事その①
ロープに振られたレスラーはたとえ相手がラリアットをぶちかますつもりで待ち構えていたとしても、そのまま無我夢中に突っ込むべし。決して躊躇してはならない。
お約束事その②
あの流血本当かな~?血のりなんじゃない?などの猜疑心は常に持ちつつ観戦すべし。
お約束事その③
反則を犯すレスラーを見てみぬふりをするレフェリーには必ずツッコミを入れてあげましょう。
お約束事その④
アナウンサーが言う「カウントギリギリ 2.99999!!!」などは本当である。ツッコミは入れてはいけない。
お約束事その⑤
ジャイアント馬場の必殺技「十六文キック」はよけるべからず。無我夢中で突っ込むが吉。
お約束事その⑥
ご高齢と言えどジャイアント馬場には勝つべからず
お約束事その⑦
ジャイアント馬場の足は本当は十六文〈30cm〉もないのだが、黙して語らざるべし。
お約束事その⑧
ジャイアント馬場は全日本プロレス社長である。社の長である。胆に命ずるべし。
お約束事その⑨
猪木は本当に強そうである。
理不尽である。プロレスはなんという理不尽なスポーツなのか!スポーツマンシップはそこにあるのか。いや無い。怒り爆発!プロレスなんてなければいい。踊る阿呆に見る阿呆!!!!
などと、昔は思っていたのだけれど今は全く違う見方をするようになりました。プロレスは社会そのものではないか。正々堂々行われていると言われるその他スポーツこそ不自然なものではないか。清々しい汗などありえない、現実はもっとどす黒く濁った血で満たされている。嘘をついているのは健全と呼ばれているプロレス以外のスポーツなのでは?!お約束事も反則事もすべて含め、レスラーはもとより観客も承知の上でプロレスを楽しんでいる。なんとバカ正直なんだろうかっ!私は感動した。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン!
そういやキン肉マンも今読み返して見るとおかしな場面だらけでした。子供は単純だからおもしろければそれでいいものです。変に知識がつくとおもしろいものがおもしろくなくなるのかもしれません。今度プロレスをじっくり見直してみようと思っています。なぜかと言うとわてプロレス全然見たことないからです。もっぱらサッカーばかり見てますねん。