一般的に大学に進む人は

・学歴のため

・将来の就職のため

が多いようだ。

 

しかし、私の場合は学歴の使い道はおそらく無いし、会社社長なので就職はどうでもいい。

 

では何か?単純な話である。純粋にその分野、つまり電気電子関連を勉強したいからだ。

 

現職はIT業界であるが、やっていることと言えばコンピュータの中で完結していることがほとんどである。どういうことかというと、極端な話、やっていることはサーバやパソコンの中のデータを画面に表示するだけ、なのである。ネットワークを介しても概ねここから外れない。若干外部の機器からデータを受けたり送ったりはあるが、httpサーバ(今どきはWebサーバという方が一般的かも)でインターフェースを作っているに過ぎない。

コンピュータから外部の機器を操作/制御する方面をしっかり勉強したい、これがひとつ。

 

またもうひとつの理由は、昔から電子回路には興味があり、雑誌で紹介されている回路図のものを作ったりはしたが、結局は組み立てているだけであった。それよりは回路図を設計できるようになりたい思いはあるものの、独学では壁が高かった。そちら方面を学ぶ事ができる道へ進むことも考えていたが、当時は家庭の事情と学力の事情で叶わなかかった。

その思いに加え、今の時代になったとき、現職のIT業界では「全体を見渡す」ことに拘っているので、外部機器を制御する場合もコンピュータ側だけではなく、相手側のインターフェースのみならず仕組みも理解したい。これがもうひとつ。

 

その思いがここ数年燻っていた。

 

その思いを加速させたのがリモートワークだった。今は仕事関係ではリモートで完結している。対面なのは飲み会くらい。ならば学校にも通えるだろう。

 

本格的に「学校に行って勉強してみよう」と決断したのは2022年8月くらいだったと思う。