最近のブログ記事冒頭で、間もなく 「おっさんレンタル一年間の契約満期」と記載しておりました。これをご覧になった方の「えっ?辞めるの?早くレンタルなきゃ!」という反応狙いの閉店商法詐欺駆け込み需要を期待してました。そうして慌ててご依頼くださった方に「辞めるとはひとことも書いてませんよ♪」とか言ってみたかったのに…。この間、誰ひとりダマされることなくごくフツーにご依頼を数件いただいてました。あるリピーターのお客様は「そういえばそんなこと書いてましたね~。別にそれだからってわけじゃなく、そろそろまたレンタルしようかなと思って。」

……恥ずかしいったらありゃしない。どうも、おっさんレンタルで大阪にて活動中のタバコが大の苦手なおっさんです。

おっさんレンタル創業者、西本さんより、
この一年間、おっさんレンタルとして共の活動していただいてありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。沢山のご迷惑をおかけしましたが、お力を頂けて本当にありがとうございました。

11月28日を持ちまして、一年間の契約満期になります。
契約を続行意思がございましたら11月28日迄に加盟金をお振込下さい。
お振込がない場合、契約終了とさせていただきます。

最後になりましたが、おっさんレンタルがここまで認知度が上がったのは○○さまのおかげです。

ありがとうございました。

いやいやいや、こんな楽しい活動辞めてたまるかよ!
オレがおっさんレンタルの認知度を上げた?そんなわけないでしょ。そもそもこの文章、コピペの使いまわしじゃね?

というわけでタイトルの通り、契約更新いたしました。今後もよろしくお願いいたします。

あまりきちんと数えてはいないのですが、この1年間でのご依頼件数は50件は超えたと思います。お客様の7~8割は女性、9割以上が年下。最も多いご依頼はお話や相談ごと。それ以外では、
家具の組み立て一緒にして!
ノッカーして!(→こちらの記事)
女子だけで夜釣りするので一緒に居て!
整理券もらうため並んで!
大学のゼミ、論文のネタに、話を聞かせて!(これは2件ありました。おっさんレンタルが研究対象に!?)
そして大阪でしか買えないものの買い物代行など。
もう少しパシリ系の依頼があるかなと思ってましたが、たくさんの方々に優しく丁寧にご利用いただきました。

私の中で最も印象に残っているレンタルはやはり、最年少のお客様であった高校生からのご依頼です。(→こちらの記事)
これはぜひ、多くの方にご一読いただきたいです。

思い返しますと、初めの一ヶ月ほどはまったくご依頼がありませんでした。こんなものなのかな~と思いつつ始まったおっさんレンタルの活動でしたが、徐々にご依頼が増えてきまして、ある時期からは加盟金金額ベースで赤字にならないくらいのご依頼はいただけるようになりました。

関東に比べてまだまだ知名度のない関西でのおっさんレンタル活動ですが、そんな中でもそこそこの件数のご依頼をいただけていると思っています。ご依頼件数やリピーター数は、お客様満足度の一応の目安にはなると思いますが、正直あまり数字には関心ありません。正確に言うと、それなりに件数が増えて「赤字脱却」してからは段々と、数字そのものへの関心が薄れてきました。

もちろんご依頼があれば嬉しいですし、リピーターとして再度お会いいただけるのはさらに嬉しいことです。

お客様にどれだけ満足していただけているのか、こればかりは正直よくわかりません。リピーターとして何度もお会いいただける方はそれなりに満足されてるのだと思いますが、1回では物足りなかったから再度ご依頼くださったという見方もできなくはありません。1回限りで終わったレンタルも、単にご満足いただけなかった結果かもしれませんが、私をレンタルして何かを掴みご自身の道を歩み出され、もうおっさんは必要なくなった方なのかもしれません。

お客様との接し方も、いまだに試行錯誤の連続です。

私が基本的に心がけているのは、お客様がご自身でお話を始めるのを待つ、こちらからはお客様自身のことをあまり聞かない(お尋ねをしない)ということです。特に深刻なお悩みやトラウマを抱えてる方、これまでそういうお客様も少なくなかったのですが、下手に踏み込むとレンタル終了後に尾を引く可能性があります。お話をしながら、この方相当何か抱えておられるなと感じた場合は、特に慎重になります。もしかしたら、そういう対応が物足りないとお感じになる向きもあったかもしれません。

よくお話をされるお客様の場合は、聞き役に徹します。結果、私がほとんどしゃべらないこともありますが、何ひとつ解決策を示すことなくこれで良かったのかなと思うことがあります。特に女性は「話を聞いて欲しいだけ」なんてよく言われてますが、女性ならそうだと決めつけるのもいかがなものだろうとも思っています。

私自身は、どちらかというと寡黙と言われることのほうが多いのですが、過去に私をレンタルしてくださった方は「うそ、信じられない!」という方が多いと思います。まあそれくらい私は相手や環境によって豹変するタイプなので、たぶん守備範囲は広いのであろうと思っております。

要所でご案内の通り、レンタル終了後はお客様のほうから連絡ない限り、私のほうからは一切連絡をいたしません。これは頑なに守り続けております。しかし、今までレンタルでお会いして「もう二度と会いたくない」方はひとりもいません。あれからどうなったか気になる方も少なくないのですが、それを気にし過ぎていたらおそらくこの活動はできません。リピーター数は気にしないと言っておきながら、一方では複雑な思いを抱きつづける、そんなお年頃のおっさんでございます。

末永くお付き合いいただければ幸いです。今後もよろしくお願いいたします。


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