ＭＯＩ関係の再開です
前回の振り子長さを一定にしないと
毎回ＭＯＩ値が変わってしまう事は
実際に測定しなおす時までに対応します
今回は前回振り子長さを逆算で出した値から
短く持つ分引いた値から振り子時間を
計算で出してみました
が
ここでもう問題が
ドライバーの振り子長さが
Swing toolsでの測定ポイントで
107.28㎝でしたので1㎝短く持った
時の106.28㎝で振り子時間を
計算で出した値は2.0685秒でしたが
実測で1㎝測定した時の振り子時間は
2.073～2.074秒で計算値の方が
0.004～0.005秒程早い時間になっています
1.5㎝の場合も計算で出した値は
2.0636秒でやはり0.005秒前後
早い値になってしまいます
そこでSWの計算値も出してみると
1㎝短くした場合の時間は1.8240秒で
1.5㎝短くした場合は1.8185秒でやはり
0.0035秒程早い値です
ドライバーよりは誤差が
少なくなりましたが
全体的に早いのは同じです
そこで前回の検討の時に
振り子時間の公式には
近似値と厳密解と2種類あり
近似値で10°の振り子角の場合
0.19%程度の誤差がある事を
思い出し誤差分を考慮した
時間を出してみました
0.19%の誤差を考慮した1Wで
1㎝短くした場合2.0724秒
1.5㎝短くした場合2.0675秒と
若干の誤差は有りますが
大分近い値になりました
SWも同様で
1㎝短くした場合1.8275秒
1.5㎝短くした場合1.8219秒
とこちらはほぼ実測値と同じに
なり0.19%の誤差かなぁ～と
思うのですが
もう一つもしかしてと
思う点がありそちらも検討
してみようかと思います
グリップを短く持った分だけ
振り子長さを差し引きすると
それなりに誤差が有りましたが
実際の測定値と同じ時間になる
振り子長さはいくつになるのか
調べてみた所1Wで0.5㎝長く
SWで0.3㎝長くした値でした
この数字に何か当てはまるものは
あるかなぁ～と考えてみると
グリップエンドの厚みかも
と思いました
バランスポイントはグリップエンドから
計測した値ですがＭＯＩ測定のＨＰには
キャップラインで行っています
実際のＢＰはハングポイントから
測定するとグリップエンド分
短くなって計測しています
実際1WはCP2のグリップが
刺してありますので約0.5㎝程
SWは約0.3㎝程と丁度当てはまる
位の値になります
もしかして短く握った長さからHPから
はみ出しているグリップエンドの厚みを
引かなければいけないのかなぁ～と
考えました
近似値と厳密解の0.19%では1Wの時は
SWより誤差が少し多いと思います
簡単な計算式ですので両方作っておいて
計り直しの時どちらが近い値になるか
確認してみる事にしましょう
エクセルにグリップエンド厚を
引いた場合の計算式と
補正前の計算式と
0.19%補正した場合の計算式を
入れて実測で一番誤差の少ない
計算式を採用します
やっと短く持った時の
想定MOI値予測が出来ました
これで合ってると良いなぁ～
しかしまだヘッドに重りを
付けた場合の計算式を
検討しなければいけません
今回同様また公式地獄か
まぁ～やっとここまで来ました
もうひと頑張り
呑みながら
呑みながら検討しましょう