最後の課題であるMOI値を
上げる為にヘッドにどの位
重りを付けると良いかの
検討に入りましょう![]()
MOI値を計算で出す為に必要な値は
4個で総重量と加速度と周期時間と
バランスポイントでしたね![]()
ヘッドに貼る鉛の量を定めて計算すれば
総重量+鉛量で重量は直ぐに判りますし
加速度も決まっていますし周期は先端の
重さには影響を受けないので同じで
イケますから問題はバランスポイントです![]()
バランスポイントを和訳すると重心位置![]()
重心を計算する公式が無いかぁ~と
調べているとアレ![]()
これ使えるんじゃないの![]()
人間の重心を測る時の公式です![]()
秋田法と書かれていますので
何の方法かなぁ~と調べて見ると
義肢装具学と言う義肢装具を
作る為に人間の重心を知る必要が
有る為に考えられた公式の様です![]()
図を読み解くと身長と体重と頭の部分に
掛かる荷重が分かれば重心位置が
計算で出るよと言っています![]()
今回の計測では総重量とバランスポイントは
判っていますのでLにあたる部分が
どの長さになるのかが不明です![]()
グリップエンドから平行に身長を測る時と
同じ様に最大長さなのかそれとも
周期計算の時の様に先端の重りの中心までの
長さなのかそれとも任意の長さでも
問題無いのかが不明です![]()
気になる点は最大長さの場合鉛を貼る部分は
最大長さよりもバランスポイント側に
寄った部分に貼る事になってしまいます![]()
重りの中心までとなるとヘッドの大きさも
違うしライ角も変わってしまうので
各番手で全て違う事になります![]()
任意の長さとなると一番判り易いのが
60度法のクラブ長になりますが
その誤差がどれ位になるのか
見当もつきません![]()
そこでちょっと60度法で計測している
写真を撮ってチェックしてみましょう![]()
先ずはドライバーから検証してみましょう![]()
真上から撮った写真に60度法での起点から
赤い垂直なラインを引いてみました![]()
ドライバーでは60度法の起点ラインに
対してほぼヘッドの中心を通っている様に
見えますねぇ~![]()
続いてSWも撮ってみました![]()
SWの場合起点のラインに対して
ヘッドが小さい為にトップブレード
寄りになってしまいます![]()
しかしこの写真加工をしていて
ひとつ気づいた点があります![]()
起点のラインはドライバーもSWも
バックフェイスに掛かっています![]()
青いラインでハッチが
掛かっている部分です![]()
鉛の貼る位置がソールに貼るか
トップブレードに貼るかによって
BPからの距離が違うと若干だと
思いますがBPの位置も本来変わります![]()
最初にMOI値を測定した時に
BP値を0.05㎝変えた時のMOI値の
変化は3kg・㎝2程度でした![]()
その事を考慮すると基準をしっかりと
作っておいた方が後々調整が利くと
思いますし実際に重りを貼る位置を
変えた時にどの位BP値が変わるかも
調べる事が出来ます![]()
実際にクラブ長で計測した場合に
基準があれば補正値も決まりますし
実験回数は増えますが調整の為の
計算式も精度が上がります![]()
今回の計算式は取り合えずクラブ長を
Lと仮定しヘッド側重量Fを出して
クラブ長の延長線上に鉛を貼って
F+鉛量から逆算でBP値を算出する
計算式で精度を調べて見ましょう![]()
と言う事で前回の短く持った時の
エクセル表に鉛を追加した時の
計算式も入れて後は実際に
測定する状態になりました![]()
短く持った時の計算式より
時間がかかると思っていた
鉛追加の方がスンナリ行きました![]()
が![]()
まだ測定は出来ません![]()
精度を上げる測定をする為の
振り子長さを統一する方法を
検討しなければいけません![]()
底なし沼の様に長文が続く
MOI関係の記事![]()
誰も自作で測定しようと
思わない訳だ![]()
備忘録で記録を残してなかったら
一回で忘れる内容だな![]()
まぁ~今回の仮定が合っています様に
祈りながら
でも呑むか![]()



