昨年7月、ススキノのラブホテルで起きた奇怪な殺人事件。

 遺体発見時、首が切断されて頭がない状態だった。

 無職田村瑠奈(30)容疑者は、殺人、死体損壊、死体領得、死体遺棄の罪。

 父親精神科医田村修(60)容疑者は、それぞれのほう助の罪。

 母親田村浩子(61)容疑者は、遺体遺棄ほう助、死体損壊ほう助の罪。

 6日、札幌地検はそれぞれ起訴をした。

 この異常な殺人事件、容疑者らは黙秘、否認を繰り返し動機などが分からない。

 父親は札幌市内でのこぎり、キャリーケースなど計12点を購入、娘瑠奈に提供し、7月1日PM10:30ごろ折りたたみナイフやのこぎりを携えた娘をホテル付近まで車で送り届け、殺害を手助けした。

 また、ホテルから出てきた娘を車に乗せ、自宅内に頭部を隠すのを容認。

 更に、娘を手助けするため頭部を損壊する場面をビデオカメラで撮影した。

 母親は、自宅に頭部を隠すのを容認。娘から損壊行為のビデオ撮影を求められ、夫に撮影を依頼するなどして手助けをした。

 娘は幼少期から精神的に不安定になることが多く、いわゆる発達障害か?検察は半年間の鑑定留置を実施。精神鑑定では、事件当時の状況や動機などについて、曖昧な受け答えが目立ったという。

 両親は、娘を溺愛していたといい、娘の言うことは何でも聞き実現させてきた。そんな家族だったようです。

 裁判も精神鑑定が行われるようで、本当のところ、娘の刑事責任能力に疑問が残るようだ。(北海道新聞7日朝刊を一部参照)