キャッサバ。 | 暗くなるまで待って

暗くなるまで待って

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

なんか色々と読んでいたら、キャッサバには毒があるということを

本日初めて知りまして。

ガーナの田舎の方とかで大きなおろし金で摺っているのを

見かけたりしますが、あれ毒抜きだったんですね。

たしかにヤムとかココヤムみたいに芋の形状として(?)

食べることないもんなー、芋なのになんでだろ?と思っていた

謎が解けました。

毒抜きの方法でそのように食すことも可能なようなのですが

まあ面倒くさいだろうしね。

 

そんな流れでこちらの文献を見つけました。

 

 

アフリカ大陸におけるキャッサバの毒抜き方―技術誌と生活誌からの再検討

 

 

文献の紹介ページを抜かすと7ページほどなので

興味のある方はぜひ御一読を。

なかなか面白いことが書かれています。

 

個人的に衝撃だったのは、「コンゴ川の交易者の道」という項目で

毒抜きした芋をチマキ上に包んで蒸した食べ物の話。

保存食なんですが、毎日日光に当てれば数日腐らないらしい。

 

普通逆でしょ?日光に当てると腐りやすくなるよね。

どういう構造なんかなあ、とすごく興味がわきました。

 

後は、キャッサバの葉などにも強めの毒が含まれているそうなのですが

栄養価も高い。だから食物が豊富でない地域としては食したい。

で、その方法としてどうするかというと、葉をひたすら叩き潰す。

芋の部分と同様に細かくして毒を分解させるんですね。

 

向こうの調理方法にも色んな生活の知恵が含まれているんだなあ、

もしかしてココヤムの葉を刻んでからシチューにいれるのも

似たようなことなのかな、とか考えてもみたり。