なんか色々と読んでいたら、キャッサバには毒があるということを
本日初めて知りまして。
ガーナの田舎の方とかで大きなおろし金で摺っているのを
見かけたりしますが、あれ毒抜きだったんですね。
たしかにヤムとかココヤムみたいに芋の形状として(?)
食べることないもんなー、芋なのになんでだろ?と思っていた
謎が解けました。
毒抜きの方法でそのように食すことも可能なようなのですが
まあ面倒くさいだろうしね。
そんな流れでこちらの文献を見つけました。
アフリカ大陸におけるキャッサバの毒抜き方―技術誌と生活誌からの再検討
文献の紹介ページを抜かすと7ページほどなので
興味のある方はぜひ御一読を。
なかなか面白いことが書かれています。
個人的に衝撃だったのは、「コンゴ川の交易者の道」という項目で
毒抜きした芋をチマキ上に包んで蒸した食べ物の話。
保存食なんですが、毎日日光に当てれば数日腐らないらしい。
普通逆でしょ?日光に当てると腐りやすくなるよね。
どういう構造なんかなあ、とすごく興味がわきました。
後は、キャッサバの葉などにも強めの毒が含まれているそうなのですが
栄養価も高い。だから食物が豊富でない地域としては食したい。
で、その方法としてどうするかというと、葉をひたすら叩き潰す。
芋の部分と同様に細かくして毒を分解させるんですね。
向こうの調理方法にも色んな生活の知恵が含まれているんだなあ、
もしかしてココヤムの葉を刻んでからシチューにいれるのも
似たようなことなのかな、とか考えてもみたり。