ある方のブログを読んで、なんとなく先日夫から聞いた
ガーナのヤギのことを思い出してしまった。
ガーナのヤギはだいたいはどこかの家庭で飼われているけれど
基本放し飼い。
勝手に外に行って勝手に草を食べて家に帰ってくる。
日本の外飼い猫の感覚に近い。
けれど、この習性は生まれついてのものではなくて
生まれた時には首に縄をつけて繋いでおいて
そこで餌を与えるらしい。
それを繰り返していると、ヤギの方が自分の家を認識して
放し飼いにしても帰ってくるのだそうだ。
先日ガーナに行った時、道端で草を食べている子ヤギ数匹と
寝転んでいる男性がいたけど、あれももしかしたら「歩く→食べる→家に帰る」
の訓練をしていたのかもしれないな(笑)
それで、人間関係も似たようなものだなと思った。
お互いへの信頼感が薄い時は、荒縄でギュウギュウに縛り付ける。
じゃあ信頼関係が深まった時はその縄は解かれるのだろうか?
私は違うと思う。
それは誰の目にもわかるような荒縄から透明な縄に変わったから
一見解かれたように見えるだけ。
そして一番変化するのは、自分が縄をつけていることに違和感がなくなること。
同じことでもそれを制約と捕らえるか当たり前の譲歩と捕らえるかで
縄の種類が違ってくるのではないかな。
心理って不思議よね。