高性能掃除機は家庭で必要か?
数年前からいわゆるサイクロン掃除機を始め、わりと高価な高性能掃除機が話題になっています。
実際売れているようですし、掃除屋としてお宅にお邪魔して、目にすることも多くなりました。
さてさて、この手の高性能掃除機は効くのか?
家庭においてはどれくらい必要なのか?
というお話を。
結論から言ってしまうと。
高性能掃除機は効きます。
その名の通り 高性能。
でもここで衝撃の発言を!(笑)。
日本の一般家庭においては、まず必要ない!!
僕が仕事で使っているのは よくある紙パック式の掃除機です。
SANYO製の15000円くらいのもの。あ、量販店で買いましたから定価はもう少し高いかもしれませんが。
仕事の内容によって2種類の掃除機を使い分けていますが、一つはプロしか使わないもの。
水も吸える掃除機です。
これはさすがに高性能ですし、ついでに言うと結構高価です。
でもこれを一般家庭で使うことはまずないでしょう。
高価な掃除機と安物の掃除機の顕著な違いが出るのは カーペットの掃除機がけをした時だけです。
僕も通常のハウスクリーニングの現場では 90%、「普通の紙パック式掃除機」を使っています。
なぜか?
使いやすいからです。
大きさも手頃。ゴミがたまったら紙パックを交換するだけ。結構軽い。
プロ用の高性能掃除機を使っていたこともありますが、大きくて運搬しにくい上、それなりに重く、特に新品のフローリングなどを掃除するときに、かえってキャスターの轍の跡がついてしまったりして使いにくいのです。
僕も今まで、色々な種類の掃除機を使ってきました。
しかし結論として。
「手頃な値段の紙パック式の掃除機がいちばん使い勝手が良い」です。
高性能掃除機、たしかにそのスペックに見合ったものがあります。
よいワルイでいったら「よい」です。
掃除をする際の音が静かだったり、排気口からホコリが出ないようになっていたり。
モーターなど駆動部にも気を使っているでしょうし、部品も高いものを使っているから、長持ちもするかもしれない。
紙パックもたくさん使えばそれなりの金額になりますから、紙パックを使わない方式のものの方が節約にもなるしエコかもしれない。
その辺は明らかに優れている点です。
掃除機の性能を示す数値の一つに 吸い込み仕事率~~ワットというのがあります。
これ、実は値段が高いのでも安いのでもそんなに変わらないんですよ。もちろん、高ければ音が静かだったり、良い点もたくさんあります。
しかし、肝心のゴミを吸い取る力、自体は安物でも高くてもそんなに変わらないのです。
言い方を変えましょうか。
高価な掃除機には、もちろん値段に見合ったそれなりの性能があります。
しかし現在売られている掃除機は、値段の安いものでもかなりしっかりしている。吸い込み仕事率500w位の性能があれば、基本どれを買っても同じ。
少なくとも12000円以上くらいの価格で売っている掃除機は、ほぼすべて吸い込み仕事率500W位の性能を持っています。
そして!
実際の掃除機を使った掃除を、高い機種を使ったあと、安い機種を使ったあと、見比べてみれば、少なくとも見た目での違いはさほど出ません。
もちろん厳密に数値をはかればそれなりの違いはあるかと思いますが、それよりも。
掃除機をかける人のかけ方、掃除機のノズルヘッドがゴミを取りやすい形になっているか、掃除をする頻度、の方が、掃除の仕上がりに多大なる影響を及ぼします。
高い掃除機の方が~~の面で優れている、というのは細部においてはいくつもあると思います。
しかし、一般家庭の掃除で、高い掃除機を使ったからより綺麗になる、ということはまずないと言ってよいです。
いや、思い切って「ない」と言い切ってしまおう(笑)。
そこそこの掃除機で、毎日きちんと掃除をして、自分の用途に合わせたノズルヘッド(吸い込み口)を使って掃除するのが、いちばん綺麗になります。
ポイントはむしろ吸い込み口が自分の目的や用途に合っているかどうか、なのです。
その辺のアタッチメントは掃除機のメーカー内で色々オプションとして売っているかもしれないし、ホームセンターなどでも汎用性のアタッチメントを売っていたりします。
部屋の隅などは、以前の記事で紹介した、小さなハンドブラシを併用する、などもよいでしょう。
掃除機の性能に頼りすぎずに、むしろ掃除機をかける頻度と、吸い込み口の形態が自分の望む用途に合っているかで、「掃除機を使った掃除」の仕上がりは変わってきます。
部屋を綺麗にするのは掃除機の高い安いではない(笑)。
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