白鳥に続いてマノン全幕でした。


このロビーの装花は最近のNBSの定番だけれど

ちょっと通行の邪魔かなぁ…

と思いつつ自分も写真撮ってる😆


この日のメインキャストはミリアム・ウルド=ブラーム&マチュー・ガニオ。



マノンの全幕はロイヤルしか観たことないと思うのですが
マクミラン版だから同じはずなんだけど、なんとなく違った印象かも。

マノンは好きなんです。
小悪魔的な魅力と美貌を世の男子が放っておくはずはなく、それに乗っかって贅沢をした果てに落ちぶれる。

怖しい生き方だけど、そんなドラマチックな人生が羨ましくもある…

でもねー、なんかパリオペの味付けのせいなのか、キャストなのか、今回はあまりグッと来なかったな。

マチューはもうイケメン✨時代を通り過ぎて
立っているだけで眼福、というわけでもなかった。
君に恋に血迷う激しさがないと盛り上がらないじゃないかー!

ミリアムは美しく踊りも素晴らしかったです。
個人的にはもうちょっと小悪魔的なワルさが欲しかったかな。

友達が以前観たデュポンの椿姫は泣けたのにね〜、と言うから、はて?観たかな?と調べたら
私もすごく良かった!と書いていた。


前々回の来日かな。
前回はコロナが始まった頃で、中止なのか?という中でオネーギンだけ観れました。

生々しいコロナ禍の様子が読み取れるわ。
この時の芸術監督はデュポン。

そして今回の監督はジョセ・マルチネス。

観たことのあるダンサーがみんな芸術監督になっていく時代なんだなぁ。

チラシにはジョセ新監督になってダンサーの若返りを図ったようなことが書いてあって
そんなこんなでパリオペの雰囲気も変わっているのかもしれません。

自分の過去記事読んでて、マチアス・エイマンが好きだった事を思い出しました!

今回来てないしもうパリオペじゃないのか?と思ったら、今夏のバレエフェスには来ると書いてあったぞ。

でももうそろそろアデューのお年頃よね…

マノンの音楽、大好き💕なのでオケを聴いているだけでうっとりでした。
マノンで踊りやすいVa.があったら選ぶんだけど、ほほPDDだしな🥳

そしてなんてことない場面の曲が、よくレッスンで使われるCDに入っていて
観ながら、あー、フラッペで使うやつ〜、センターのピケターンのだ〜、とか考えちゃいます。

オケといえば、小澤征爾さんの追悼番組で2002年のウィーンフィルニューイヤーコンサートのダイジェストを放映していたのですが
アンコールの「美しき青きドナウ」の演奏と共にウィーン国立バレエが踊っていたのです。

それも、マラーホフがメインだったんですよ〜。

きっと本編でも踊ったのでしょうが、ダイジェストだからバレエはその曲だけでした。

いやぁ、マラーホフはなんとも感情豊かで踊りはノーブルで見入ってしまいました。

2002年だとまだバレエを始めたばかりで、詳しいお友達が色々なバレエ公演に誘ってくれるままに観ていた頃ですが
ガラといえば必ずマラーホフがいて、国内でもゲストに来て
なんならバレエフェスの余興でポワント履いて、
またマラーホフって感じでしたが
今こうやって観ると贅沢だったんだなぁ、と実感しました。

もうね、美しき青きドナウの演奏がメインなのに、バレエ観に来たみたいな存在感でした。

ただ踊れればいいんじゃないんだなって久しぶりに感じましたよ。

あれ、パリオペから脱線してる。

バレエがちょこちょこ生活に顔を出してる証拠ですね。