"日本の財政状況はロシアより悪い…世界的投資家ジム・ロジャーズが「通貨を下げた国に未来はない」と語る理由" https://l.smartnews.com/m-75BOzq3m/Buvk5B
一時は物作りの国「日本」として、その国力は輸出に依存していた時期も存在した。
輸出を主軸に考えれば、自国の通貨安は輸出を伸ばす好条件だ。
しかし、
今の日本経済は国民総生産GDPに占める輸出は2割に満たず、その多くが国内消費で占められている。
つまり、
円安による輸出の伸びよりも、海外からの仕入れコスト上昇による物価高による国内消費の低迷が経済により影響する。
株価が上昇して景気が良く成っている様に見えるが、海外の投資家による影響が大きい日本の株式市場で円安に振れれば株価が上がるのは当然だ。
彼からはドルで判断するので、円安に成れば安く感じるはずだ。
現在の日本の構造では円安によるメリットよりも、物価上昇による国内消費が落ち込むデメリットが大きいのが現実だ。
ただ、
円安がそのまま日本経済を弱く成った証だと認識するのはどうだろう。
かつての円高は、日本を世界1位高い人件費の高い国にした。
そこで日本企業は製造拠点を人件費の安い海外に設けたり、生産コストがかからない主力製品にターゲットを移した。
最新技術により絶えず新しい設備投資が必要な半導体製造は、高い売り上げを作り易いが高い設備投資分の回収が追いつかない間に、新たな設備投資をする必要が生まれて売り上げ程利益に成らない。
バブル以前は世界1位のシュアだった日本がその後には姿を消したのも、新たな設備投資が必要だった時期に、バブル崩壊により資金が失われて設備投資が出来ず、半導体製造の表舞台から退く事に成った。
しかし、
それは表面的な事であって、それまでに積み上げた基礎分野である半導体製造に必要な素材や製造装置の分野では、高いシュアを占めている。
バブル崩壊後も円高傾向が持続されたのも、日本の製造技術が確かだったからだろう。
しかし、
巨大な財政赤字が国を滅ぼすリスクが高いのも事実だろう。
人口が減る傾向があるのに赤字国債だけが増えれば、国民1人当たりが抱える負債額が大きくなり、返せないと諦める結果も無理はない。
現在の時点でも日本人1人当たりの負債額が700万円を越える状態で、自己破産を申請しても不思議でない状態だ。
将来の事を考えれば、
対策を実行しなければ成らない瀬戸際であるのは確かで、予期せぬ事態が起きれば日本は最貧困国に成る恐れがある。
ここで怖いのが南海トラフ巨大地震や首都圏直下型地震だ。
日本の経済を支える重要都市が太平洋側に存在しているので、その太平洋側を襲う巨大災害は直接的な被害が大きいだけでなく、世界から見た日本の価値観を激変させるだろう。
円安に振れれば、ハイパーインフレを引き起こす結果に成るかも知れない。