"日本は巨大なブラックボックス。脳科学者・中野信子が解く日本文明の特殊性と「空気」の正体" https://l.smartnews.com/m-7QJYB7Ve/oZArcv
個人的な権利を最重要視する民主主義に置いて、問題に成るのが公の利益と個人的利益の衝突だ。
社会の中で伝染病が感染拡大した場合、感染拡大防止の為に感染者を隔離する。
社会の存亡にも関わるリスクもあり、より多くの人の安全を考えれば当然の対処だが、感染者の個人的な権利を無視していると言える。
致死率の高い感染症ならば厳密な隔離も許されるが、インフルエンザの様に重症化のリスクの低い感染症でも隔離するようであれば、日本以外であれば社会的な混乱に成りかねない。
新型コロナウイルスによるパンデミックでも、社会的な安定を保つ為に多くの国で軍隊が出動したが、日本では自衛隊が出動する必要が無かった。
元々、日本には個人的な権利の尊重と並行し、公の利益を重視する集団意識を持っているからだろう。
その集団意識を「空気」と定義しているようだ。
過去には「村はちぶ」等、行きずた集団利益重視も見られたが、海外の個人的利益の重視する傾向が参考になり、より完成度の高い社会ルールに成りつつある。
日本人がこの様な特別な意識を持つ様に成ったのは、限られた島国の中で、お互いに権利を主張し合った結果互いの最適な距離感を把握しようとした為ではないだろうか?
形がいびつな小石でも、限られた箱に詰められ、その箱を揺すり続ければ小石は角が取れて丸く成るのと同じことだ。
そしてそれは有限で有る地球で、多くの人がそれぞれの利益を最大限認めつつ、社会全体としても最も利益に近い選択に導くのではないだろうか?
つまり、
世界的に見て異質の日本文化だが、これから先の人類の進べき方向性を示しているだろう。
日本アニメの世界的な人気や、日本文化が注目を集めるのは、多くの人が潜在的にこれから必要な認識だと理解しているからだと思う。
「もったいない」が世界に広がる様に、人と人の距離感を示す「空気」が広がるかも知れない。