中国が日本に対して「半導体製造装置の輸出を制限するなら経済的な報復措置を取る」と脅迫している https://l.smartnews.com/m-xA4Pb/M6AOWu


かつては世界の半導体市場の多くを独占していた日本なので、日本の特性に似合った分野では今でもその市場の多くを占める。

その日本が輸出を規制すれば、中国の半導体業界に影響が出るのは当たり前だ。

なので、

中国政府が日本に対して、半導体関連の輸出の規制を排除する事は当然な動きだ。


ただ、

世界大戦の敗戦国としてアメリカの意向に逆らえない国である事は、多くの国が認識しているところで、隣国でありその重要な関係国であった中国ならば十分理解しているはずだ。

アメリカが中国に対して半導体の最新技術の流れを止める政策を打ち出したのは、数年前のロシアによるウクライナへの侵攻が切っ掛けだった。

今に成ってその政策対策に乗り出すのは、先を見据えた政策方針を立てる中国らしからぬ事だ。

これまで日本との交渉を進めて来なかった事から、日本との交渉では結果は得られず、アメリカとの交渉で改善する方針だったはずだ。

中国の誤算は、経済を重視するアメリカなので、大きな経済損失を覚悟で対立を強める事は無いと考えるのと、ヨーロッパとアメリカの関係が強い事だろう。

アメリカとの対立を強めても、多くの国のそれぞれの損得が絡むヨーロッパとの繋がりが切れる心配はして居なかった。

しかし、

アメリカとヨーロッパの関係は強く、ヨーロッパを敵として居なかったつもりが完全に敵視されたことだ。


アメリカとの交渉も進まずヨーロッパとの関係も悪化して、行き詰まって韓国や日本に対して交渉をしはじめているようだ。

この結果を見ると、

中国軍機が日本領空に侵入したのも、単なるミスと言うのはウソで、交渉を進める上での戦略なのは明らかだ。

このような小細工をする国が言う、

「平和的な交渉による解決。」

が、いかに生臭いものかを考えてしまう。