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小林製薬の紅麹サプリを巡る健康障害の問題では、その当初は青カビが作るプベルル酸が原因だと疑われたが専門家からの疑問のこえも上がった。

トウモロコシにつく細菌の作る物質が有毒で有るのが知られているが、それよりも毒性が弱いブベルル酸で健康被害になるとすれば、その濃度が非常に高い必要があるとの説明だった。


その後で、紅麹が他の細菌の増殖を防ぐために作り出す物質に対して、その働きを無効にする物質を作り出す特別な青カビである可能性があり、その紅麹が作る物質の働きを無効にする物質が有毒である可能性が出てきたはずだ。

普通、紅麹が繁殖する所では青カビの細菌が増殖しないのが普通なようで、今回青カビが混入した背景にも特別な青カビだった可能性があると説明があったと記憶する。


これまでは混入するはずがない青カビだった為に、これまでは問題無く製造出来た上に混入に対する備えが不十分だったはずだ。

細菌が他の細菌の増殖を抑える働きをする物質は、抗生物質と呼ばれる物と働きは同じで、その働きを無効にする物質は薬のように人体機能に大きく影響を与えると考えられる。


紅麹を使った食品は多数存在するが、今回の小林製薬のサプリの事件はレアなパターンであり、我々の身近に存在する青カビとの関係からも通常に知られた物質による影響とは思えない。

良くしられた物が原因で起きた事故であれば、これまでにも同じような事例が有るべきだ。

豆腐を紅麹で発酵させた食品などは古くから存在し、青カビの増殖を抑える働きを紅麹が持たなければ、もっと昔に混入を許したはずだ。

青カビの胞子は、日常的にも身の回りに浮遊しているはずなので、胞子の混入自体は防ぎ用がなくて、何故増殖出来たのかの解明が必要なのだろう。