不沈船と思われていたタイタニックが、氷山に衝突して沈没した。
被害状況を聞いて沈没を予期出来た人は少なく、対象すればそれで済むと目の前の問題解決に努めるスタッフがほとんどだろう。
乗船客のほとんども、事の重大性も理解しない間にその運命を左右されたのだろう。

現代社会の崩壊を、誰も考えない。
しかし、
始まりが有れば、終わりがある。
形ある物が崩壊するのは定めだ。

「持続可能な社会」そんな言葉を日常にする混在、裏を返せば現在の社会は継続出来ずに終演を認めている。
問題は、それが何時なのか?
誰もが自分が生きてる間でない事を望む。
だが、
それは個人的な望みであって、現実とは限らない。

世界の人口の1/4に満たない先進国と呼ばれる人達が、有限である地球の資源を自分だけの欲望を無足す為に大量に使い、その結果排出したゴミ(CO2)により環境を大きく変えようとしている。
しかし、
それでも人々の欲望は抑えられない。
先進国の人々は多少生活を見直して改善も
進むだろうが、その生活を知った残りの3/4の人々はそこに向かい止める事は出来ない。
アフリカ大陸からヨーロッパに向かう難民や、アメリカを目指して北に向かう南米の人達がそれだ。


我々が思うよりも早く時は進み、後戻り出来ない事態に今あるように思う。
タイタニックが氷山に衝突したように、人類社会はすでに、大きな氷山に衝突した状態なのかも知れない。
後は、
見ようとしてこなかった現実を、目の前に押しつけられるだけかも知れない。