https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/386047


リニアの工事に伴い岐阜県で、地下水の水位低下が確認されて溜め池が枯れる。

地元からは、JR.に対して元に戻すように請求が出ている。


地下水脈を一度遮断してしまっているので、元に戻す事は困難だと思われJR.側は何らかの対処はするであろうが泣く事になる住民も出てくるだろう。

その点、

静岡県では住民の生活を守る為に、川勝知事が工事の着工を認めず全国的な話題に成った。

川勝知事の姿勢は、工事中止を求めるもので無くて大井川の水位が低下するリスクがあるので、その問題に愛するJR.側の明確な解答だ。

JR.側は大井川の水量が減少した場合、近くのダムから減少分を回すと言うもの。

この解答に対して、住民の合意が取れて居ないまま川勝知事が辞任する事に成った。


川勝知事の辞任の切っ掛けに成ったのは、知事の不適切な発言によるものだが、発言は新しい県職員に向けられたものであり、その内容を外部に漏らされなければ決して問題になるものではない。

知事と言う立場であるので、その発言が取り上げられる事を考えれば、あっては成らない発言だとも言えるが、知事の立場やその発言の目的を思えばわざわざ取り上げて公にする事こそ職業差別を通して多くの人の心を傷つけるものだろう。

「君達は公に勤める特別な存在なので、それを認識して行動する必要がある。」

と言う意味合いで、他の職業に従事する人とは違うと知事は言おうとしたにすぎない。

その表現の中に、農業や商いに従事する人を見下すような表現があったのは事実だが、それらの人をおとしめる意志はない。

そもそも発言内容を、それらの人が聞く事を前提にしていない。


その辺にややマスメディアの川勝知事への悪意が感じ取れ、リニア工事を推し進めようとする産業界や政治的しがらみを感じてしまう。

川勝知事の発言を大きく取り上げたメディアであれば、当然、この事態も大きく取り上げる必要があると思うが、

メディアもリニア推進側に立つので、今回の不都合は大きく取り上げないだろう。