https://news.ntv.co.jp/n/sdt/category/politics/sdd086d3f344a944b39e5199a89e2dad23
小笠原諸島で震度3の地震が発生。
地震の規模を示すマグニチュード6.9と大きな地震であったが、海洋での地震で有りがちな
、揺れを観測出来る陸地から離れた所が震源であった為に大きな揺れが観測されなかったが、真下の地震であれば震度6が観測されてもおなしくない規模の地震だった。
最近になり地殻変動が多く報告されているフィリピン海プレートと以前から活動が盛んであった大平洋プレートの境の地震であり、立地的に見ても警戒するべき地震のように思う。
加えて、
震源の深さが540Kmと極めて深いのも気になる。
日本列島周辺での地震の多くが数十Kmの地震がほとんどで、震源の深さが100kmを越えるものはマレである。
しかし、
今回の地震は、これまでに聞いた事がない深さ540Km。
ここまで深いと地上での揺れが観測されなかったり、震源地から遠く離れた所で強い揺れが観測される事が起きる。
今回の地震でも震源地近くで観測された揺れが震度3だったのに対して、震源から数百Km離れた千葉県や栃木県で震度2が観測されている。
震源からの直線距離では短いはずの伊豆半島で観測された、最大震度1だった。
フィリピン海プレートに滑り込み大平洋プレート内部での地盤の破壊だったようで、大平洋プレートの影響が強く現れる地域で強い揺れになったと思われる。
関東大震災の震源に成った首都圏西部の地下では、意外にフィリピン海プレートの影響を強く受けるようだ。
その点で言うのであれば、首都圏直下型地震は南海トラフ地震の一部だと判断出来るかも知れない。
つまり、警戒される南海トラフ地震の予測震源域に加えて、相模湾でも同時に連動する巨大地震が発生する可能性があるだろう。