https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/04/post-104291.php


中国のロシア研究の専門家が、ロシアの敗北を予測。


ウクライナへの西側からの支援が正常であれば、ロシア側からの攻撃にも十分持ちこたえられるので、最終的にロシアが敗北すると言うシナリオも見えるのだが、

十分な支援がされず反撃する為の砲弾が足りない現状が続けば、ウクライナ側が総崩れするリスクが存在する。

暖かくなり戦闘に適した時期に、ロシア側もウクライナ側の総崩れを狙って攻撃を仕掛けるだろう。

西側の支援が間に合ったとしても、ウクライナ側にロシアを押し返す力はないだろう。


つまりロシアの敗北は考え難い。

増して、ロシア側にある中国の専門家がロシアの敗北を予測するコメントを公表するのは異例だろう。

ネット上での規制もあるので、中国政府からの締め付けは避けられないだろう。


そのリスクを理解した上で、今回の様なコメントを公表したのには、現在の中国政府の抱えている問題を指摘・改善を願う思いがあるからではないだろうか?

現在のプーチンが「裸の王様」であるのと同様に、習近平氏もまた「裸の王様」である。

中国の不動産企業や地方政府の債務問題は、国が最も優先して取り組む必要のある問題だが、習近平氏の周囲にはその問題の深刻さを伝えるべき人が存在しない。

そね為真実が習近平氏に伝わらず、その対処が正確に行われずに命取りになりかねない。


記載された内容は、ロシアの敗北を予測する内容に見たてて、現在の中国の習近平政権の過ちを指摘するものでその改善を望んでいるのではないだろうか。

政府の意向に反するもので、中国政府からの罰則は免れない覚悟をもっても、中国のこれからを思えば指摘する必要があると考えたのではないか。

さすがに、

直接的に中国政府への批判は出来ないので、ロシアの欠点を解説する形で行い、少し考えれば現状の中国が抱える問題の指摘をしているように思う。