https://withnews.jp/article/f0240409001qq000000000000000W09110101qq000026782A


滅多に見れない現象に出合うと、人は吉兆が不吉に受けとる事が多い。

彗星の観測は、古来の日本では不吉な出来事と認識されていた。


それとほぼ同時期に、皆既日食が起きたらどうだろう。

原因が明らかに成っている今では、滅多に見られない神秘の天体ショーとして喜ばれるが、科学的な知識を持たない人達にとって、生命エネルギーの源にも思える日光が奪われる現象は不吉なイメージしか持たれないだろう。


アメリカの東海岸では、滅多に起きない現象がほぼ同時に観測出来るのだろう。

科学的知識が少ない中世であれば、社会が混乱するほどの出来事だったろう。

世紀末伝説と重なり彗星が出現しただけでも、多くの人々が不安に怯えたと伝わっているのでパニックに成っても不思議ではない。

今年の初めには、

メキシコの占い集団が、今年の4月に大惨事が起きると警告をならしていたが、スピリチュアルな世界の住民であればそう感じても不思議ではないだろう。


また、

人類社会が大きな転機にある今、それを示唆する天体ショーだと理解する事も出来るかも知れない。

西欧文明が築いてきた社会が揺らぎ、過去を精算した上での本当に平等の社会に移行するのかも知れない。

これまでの平等の概念には、世界へ侵出したヨーロッパ人優位が前提にある。

略奪された側である有色人種は、ゼロからの始まりでは無くて、マイナスからの始まりだったので、それが解消するであろう未來の秩序は大きく違うはずだ。

力で世界に侵出した人達の作った秩序でなく、虐げられた人々も含めた平等の権利を持つ新たな秩序に変わる事を望む。

地球温暖化の原因と言われる二酸化炭素CO2の多くは、先進国と呼ばれる一部の人々により放出され、それによる損害をその恩賞を受けない人々が受けている。

「貧富の差」とは、二酸化炭素CO2を排出する事で得られる利益を独占する人達と、その利益を受けられず悪い面だけに直面する人達の差では無いだろうか。


「もし世界が、1つの教室であったら」

お昼のお弁当を持ってこられる生徒は、3割程度に止まり、半数はお昼メシは抜きになる。

世界で唯一成功した共産主義国家と呼ばれる日本国内の貧富の差は、世界的に見れば非常に小さいものだ。

平等を唄うアメリカであっても、病気でも病院を利用出来ない人が多い。


「弱肉強食」の世界観に基づく、強者の権利を保護するのが西欧社会の平等であり、その弱者を救済するのはイエス・キリストに委ねているのだ。