https://www.yomiuri.co.jp/national/20240302-OYT1T50158/?from=smtnews


今年に入り栃木県西部での地震が発生。

不思議な事に、伊豆東方での地震や小笠原諸島での震源地の深い地震でも揺れが観測された地域で、フィリピン海プレートと大平洋プレートの境に関係深い所のように思う。

それが引き金になったかのように、千葉県の房総沖でスローリーフによると思われる地震が発生している。

もともとプレートの接合面の吸着が弱くて、比較的に小さい圧力でズレる傾向の強い地域なので、これまでにも多数同じような地震が観測されている。

問題はその先だと思う。

房総沖で滑り込んだプレートは更にその先でも沈み込もうとする。

その先に当たるのが栃木県西部の地下深い所だろう。

そこではプレートの接合面の吸着が弱くないので、ズレが生じるのが少なく、強いエネルギーが蓄えられると地殻が崩れて地震が発生する可能性がある。

遠くの地震でも揺れが観測された事から、ズレ動く地殻の東の端に当たるのが栃木県西部の地下ではないだろうか?

断層の一部にヒビが入った事で地震が発生し、それが房総沖のスローリーフを招いたと考えられる。


房総沖と同じようにスローリーフが心配されるのが、宮崎県沖の地震である。

南海トラフ地震の発生前には、宮崎県沖でのスローリーフが発生する確率が高く専門家が注目して観測するところだ。

今回の地震は内陸の地下であり、スローリーフの発生する地域から少しズレていることや、スローリーフによる地震であれば今後も発生するが分からない。

ただ、

同じフィリピン海プレートの東の端と、西側での出来事であるので無関係とも言えない。


はっきり言えるのは、首都圏直下型地震の発生が、確実に一歩近づいたことだ。