この写真ではカボチャの株だとは分かりずらいだろうがカボチャの株の成長点。
根元近くではウリハムシの食害がボロボロの姿に成っている葉もあるが、成長点ではみずみずしい新しい葉が育っている。
この時期新しい葉を次々に育つウリ科作物の場合、吸収した水分や栄養を成長点にどれだけ送れるかが重要で、古くなり光合成の効率の落ちた古い葉に使われる水分や栄養はなるべく減らした方が効率が良い。
害虫として知られるウリハムシだが、ウリ科の作物の受粉を手助けするのと同時に、効率の落ちた古い葉を食べる事によって成長の手助けをする益虫でもある。

梅雨の時期に十分な水分を吸収して成長するカボチャだが、これまで雨が少なくて乾燥した状態で成長が遅れていたが、今回の雨で成長に勢いが出ると思う。
成長点にはその勢いを予期させるみずみずしい姿が見られる。
周りの畑に比べて成長が遅れているが、カボチャの株に問題は無さそうで、栽培法には間違いは無いだろう。
近い内に雌花も付け、強い日差しを浴びた葉が光合成を盛んに行い、作られた栄養を実に運んで立派なカボチャをつけるだろう。