水捌けが良い山の畑。
朝の霜柱が日中の気温で溶け、その後に乾燥。
その繰り返しで、サラサラの砂のような状態になっている。
土は鉱物の砕けたものと、分解された有機物とで出来ている。
鉱物の砕けたものは比較的に粒が大きくて、鉱物由来の土だけでは水捌けが良すぎる。
有機物が分解されたものは粒子が細かくて、それらを多く含む土では保水力が高くなる傾向が強くなる。
そう考えると、
山の畑の土には有機物の分解した成分が少ないと思われる。
逆に、粘土質の強い土の場合、有機物が分解された成分を多く含め傾向が強いと考えられる。
有機物の堆積により作られる肥料は、栄養分としての働き以外にも土質の改善の効果があると思われ、山の畑にはかなり大量の有機物を入れるのが望ましいと思う。
ただ、
一度に大量に入れると、肥料分が高く成りやすいので、何年か繰り返し適量を入れて土質の改善をする。