ツナフォーレ甲府
再来年の大河ドラマが決まりました。上杉家に仕えた武将・直江兼続が主役の「天地人」に決定したそうです。
直江兼続とはまた渋いですね。また軍師ですか。今、大河ドラマの主役、山本勘助も軍師ですし。
有名(信長、秀吉、政宗など)有名な武将はすでにドラマ化されたためといった方が良いのでしょうか?
来年の大河ドラマは宮崎あおい主演の「篤姫」です。主役の年齢は大河ドラマで最年少だそうです。
この篤姫は、徳川13代将軍家定の正室だった人だそうです。
「風林火山」を見ていますが、由布姫が晴信(後の信玄)の側室になるところです。
由布姫は武田に滅ぼされた諏訪氏の人間です。そして、勝頼の母です。
信玄に由布姫を側室に迎えるように進言したのが勘助と言われています。その意図は、由布姫が信玄の子(男の子)が産んで、諏訪家を継がせようとしたかったらしいです。
疑問に思ったことがあって、信玄の息子の名前には、皆「信」の字が付くのに、(次男・信親は出家して龍芳になる。)四男・勝頼だけは「信」の字が付いていません。勝頼は由布姫の子です。そして、由布姫の父は諏訪頼重です。名前を見ると、信玄は勝頼に、諏訪家の跡を継がせたかった意図がうかがえます。
それにしても、戦国時代に生きると言うことは、現代では考えられないくらい大変のことだったのかもしれません。
山梨県は、マグロの消費量が日本で一番だそうです。甲府のあるスーパーでは、全体の売り上げの5%がマグロだそうです。内陸県なのになぜか?それは、マグロが傷みにくい肴だったからだといわれています。
江戸時代に、沼津で獲れた魚を甲府まで運びました。今のように冷凍して持っていくなんて出来ませんので、馬にマグロをくくりつけて、水をかけながら運んだそうです。そして、そんな長旅にも耐えられるマグロだけが、甲府で食べられたからという説が有力だそうです。
これからは、山梨県は「武田信玄、ヴァンフォーレ甲府、ほうとう、ぶどう、そしてマグロの県」と覚えるのがいいのかもしれません。とは言っても、ほうとうは武田信玄の陣中食とされています。(実際に食べると、結構腹持ちがいい)
ヴァンフォーレも「ヴァン(風の意)、フォーレ(火の意)」だそうです。結局、「風林火山」。「風林火山」は武田信玄の言葉ではなく、中国の書物「孫子」に書かれている言葉なのですが。
つまり、武田信玄の県というのが正解でしょうか。ここまである人物のイメージが強い県は珍しいと思います。