正露丸
「ラッパのマークの正露丸(大幸薬品)」は有名ですが、正露丸は複数の企業が「正露丸」を製造・販売していたのです。
その理由は、正露丸は大幸薬品の登録商標ではなく、普通名詞である。との判決が出たためであるそうです。
しかし、どの正露丸もパッケージは似ていて、マークの部分だけ違うのです。これが問題になるかどうか、裁判(原告:大幸薬品、被告:和泉薬品工業)で争っていましたが、問題にならないとの判決がでました。判決理由は、原告と他社の製品の識別は「ラッパのマークか否かでするとのこと」。したがって、和泉薬品製の正露丸はひょうたんのマークだから似ていないそうです。
ところで、値段はラッパのマークは高く、他のものは安いです。
最後に、驚いたのは、「富士薬品(本社:さいたま市大宮区)」も正露丸を製造していたのです。マークは富士薬品のマークですが。