前回の話・・・
そして、その他流派とのスパーリングで感じたことは、全員の技が軽いことでした。
とても人を倒す技には感じられませんでした。
それは一発一発の突きを、足を返さずに打っていたからです。
上段への蹴りも、その蹴りで倒すことではなく、上段に蹴りを当てることを目的にしているような感じでした。
そして大道塾では一般部に上がっても、白帯は約束組手までで、スパーリングには参加できませんでした。
その見学していたスパーリングですが、極真ルールで下がったら峯岸先輩に
『なに下がっているんだ!!』と、下がった先輩達はケツに前蹴りを喰らっていました。
極真ルールで下がることは圧倒的に不利なのです。
当時、大道塾で極真ルールを導入していたのは
・蹴り技の向上のため
・身体を作るため
・闘争心を磨くため
でした。
ちなみに馬越さんは、
下がったのを峯岸先輩に見つかり、後ろからケツを前蹴りで蹴られて、前につんのめったら、組手相手に無防備の中段に廻し蹴りを喰らってKOされていました(笑)
馬越さんは息ができずに顔面が真っ白、組手相手は超パニック、峯岸先輩はやらかしたことを皆に悟られない様に平静を装っているという地獄絵図でした(笑)
そんなスパーリングを見学していた私は、極真ルールで下がることのデメリットを見ていたので、そんな軽い攻撃しかできない連中相手に下がることありませんでした。
そんな私の身体に異変が起こります・・・
次回・・・87体力別・・・岩崎弥太郎先輩、佐和田亮二先輩の復活、初代軽重量級チャンピオン誕生の天下一武道会の巻~