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今回は事業用気動車の編成表になります。
事業用気動車はJR東日本・東海・西日本
に在籍しています。
(JR東日本)
「キヤE193系」
キヤ191系の置き換え用で、2002年に導入され
た電気・軌道総合検測車で、1編成が製造されました。
JR東日本の全区間を走行可能であるほか、JR北海道や
JR貨物の専用線、JR以外では
青い森鉄道・会津鉄道・真岡鉄道・わたらせ渓谷鉄道
鹿島臨海鉄道・山形鉄道・京葉臨海鉄道・えちごトキ
めき鉄道 日本海ひすいラインでも検測を行います。
後に先頭車正面にカメラを取り付けたほか、気動車用
モニタリング装置を搭載したりしました。
また中間にマヤ50形建築限界測定車を組み込むことも
あります。
「編成表」
1
「キヤE195系」
老朽化した線路輸送用貨車(チキ6000形)と機関車
の置き換え用として、2017年から導入された、
レール運搬用気動車です。
JR東海のキヤ97系をベースに、耐寒耐雪構造を強化し
JR東日本側信号システムに合わせるため、ATS機器の
変更など、改良しています。
前照灯の左右にⅬEⅮ式作業灯があります。
11両編成で150mロングレール輸送用と、2両編成で
25m定尺レール運搬用の2タイプあります。
「編成表」
尾久車両センター
0番台 ロングレール輸送用
1+101
2+102
3+103
1000番台 定尺レール輸送用
1001+1101
1008+1108
1009+1109
1010+1110
1011+1111
1012+1112
1013+1113
1014+1114
1015+1115
1016+1116
1017+1117
1018+1118
1019+1119
1020+1120
1021+1121
1022+1122
1023+1123
仙台車両センター
0番台 ロングレール輸送用
4+104
1000番台 定尺レール輸送用
1002+1102
1003+1103
1004+1104
1005+1105
1006+1106
1007+1107
「GV‐E197系」
事業用貨車や電気機関車・ディーゼル機関車を置き換
えるため、2020年から導入された事業用気動車です。
動力車を前後に中間車であるホッパ車連結する6両
編成で、
本系列のみで単車・重連に3重連での運用も可能で、
動力車は牽引車の役目も持ちます。
また今後はSL列車の補助用にも就きます。
前照灯はⅬEⅮで、前面は注意喚起として黄色の警戒色
にコンポレートカラーである緑色とブラックの帯が
入っています。
「編成表」
全車ぐんま車両センター所属
バラスト輸送に使用されています。
動力車は牽引車としても使用されます。
1+2
3+4
101+102
103+104
105+106
107+108
109+110
201+202
(JR東海)
「キヤ95系」検測車
193系検測車の置き換えや、JR西日本から借り受けて
いたキヤ191系との軌道・電気設備の効率的な検測
を行うことを目的に、1996年と2005年に1編成ずつ
導入されました。
JR東海の全区間の検測が可能であり、JR以外では
JR貨物専用線・伊勢鉄道・あおなみ線・樽見鉄道
天竜浜名湖鉄道・愛知環状鉄道での検測も行います。
3両編成で、1号車であるキヤ95-1・2は電気関連
を検測し、検測用パンタグラフや観測用ドームがあ
ります。
3号車である101・102は信号や無線装置などの検測
を行います。
中間車は線路の検測を担当しています。
中間車は外して、先頭車同士での検測も可能です。
「編成表」
1+2
101+102
「キヤ97系」
チキ6000形と牽引機関車の置き換え用として、
2007年に導入のレール輸送用気動車です。
鉄塔および200mのロングレール輸送用の13両編成と
25m定尺レール輸送用の2両編成とあります。
本系列をベースに、仕様を変更したJR東日本キヤE
195系があります。
※上記を参考
「編成表」
名古屋車両区
0番台 定尺レール輸送用
1+101
2+102
3+103
4+104
美濃太田車両区
200番台 ロングレール輸送用
201
202
キヤ96形 中間車
1
2
3
4
5
6
(JR西日本)
「キヤ141系」
キヤ191系とマヤ34形の置き換え用として、導入
された軌道・電気総合検測車です。
2両編成2本あり、当初は3両化する検討もありましたが
ⅮEⅭ741系の登場で中止されました。
軌道検測担当と信号や通信検測担当の2両編成で
運用されます。
JR西日本以外にJR四国やJR九州の検測も受け持ち、
JR以外ではIRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道
えちごトキめき鉄道・京都丹後鉄道・錦川鉄道・
智頭急行・若桜鉄道・土佐くろしお鉄道・肥薩おれんじ
鉄道での検測も行っています。
「編成表」
1
2
「キヤ143系」
除雪で使用されていたⅮⅮ15形とⅮE15形の置き換え用
として、2014年から導入された事業用気動車です。
機関車では単線用と複線区間用に2種類の除雪車を所持
していましたが、本系列ではラッセル翼を可変式とし、
運転台のスイッチ操作で、翼の形態を変更し、
単線用と複線区間の両方に対応できます。
またラッセル翼を撤去し、重連またはほかの事業用車を
挟んで運用可能なほか、牽引車の役目も持ちます。
最高時速は75㎞で、勾配起動条件として、35‰勾配では
150トンを牽引して起動でき、重連またはプッシュプル
時は200トンまで牽引することができます。
現在はJR西日本に7両、ハピラインふくいに1両、IR
いしかわ鉄道に1両が在籍しています。
「編成表」
金沢車両区敦賀支所
1
2
吹田総合車両所 福知山支所 豊岡派出所
3
6
後藤総合車両所 米子支所
4
7
8
ハピラインふくい
5
IRいしかわ鉄道
9
「ⅮEⅭ741系」
老朽化した443系電気総合検測車の代替用として
2021年に導入された事業用気動車です。
先に登場したⅮEⅭ700系と同じく電気式気動車です。
また二次電池を追加搭載することで、ハイブリッド
気動車に切り替えることもできます。
他に地下路線のJR東西線や、関西空港線の検測も
可能で、JR四国やJR九州、
第三セクターでの検測も可能です。
ⅮEⅭ741-1に架線検測装置と電気設備の検測装置が
搭載され、
ⅮEⅭ741‐101に検測機器給電用発電機、測定室
電気設備撮像装置が設置されているほか、線路設備
診断装置も設置予定です。
またAI画像解析装置も搭載が予定されています。
「編成表」
1+101
「ⅮEⅭ700系」
電気式気動車の試験車両で2021年に1両が導入されま
した。
車体は両運転台の1両編成で、灯器類は225系や227系
など近年導入されている電車に似たものとなり、
前面転落防止幌も設置されています。
また二次電池を追加搭載することで、ハイブリッド気動
車に切り替えることも可能です。
車内は2+1列のクロスシートで、車椅子スペースや
車いす対応トイレ、ドア上に車内案内表示器があり、
ドア開時の誘導鈴も搭載され、バリアフリーに対応して
います。
また座席は取り外すことがで、いろいろな想定した
検証ができる構造で、乗務員室・天井・トイレはユニット
工法が採用され、外部で製作したユニットで艤装して
います。
また車載型IⅭ改札機の搭載も可能です。
試験車両ですが、2024年9月28日から11月24日まで、
姫新線 つやま~新見間で快速として営業運転を
行いました。
「配置表」
1
(JR四国)
9000系
2025年に登場の新事業用気動車で、レール運搬用
です。
車体はJR東日本キハE195系、JR東海キヤ97系に
準じた車体ですが、帯色はJR四国のコンポレート
カラーである水色となっています。
基本仕様は同じです。
今後試運転の後、運用を開始します。
「編成表」
9001+9501
JR事業用気動車はこれで終了です。
これで終わります。
ありがとうございました。
(履歴情報)
2024.9.29 ページ公開