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今回はE3系の編成表になります。

 

「E3系」

 

1997年に開業した秋田新幹線と、1999年に

新庄まで延伸した山形新幹線用で、

すなわちミニ新幹線用として開発されました。

 

E3系は7両編成で小ぶりな規格の車体に合わせ

た車体寸法、

これは在来線と新幹線の区間・信号・電化方式

に対応するためです。

 

走行装置はE2系と共通仕様とし、在来線は130㎞

新幹線では275㎞で走行します。

 

区分は秋田新幹線用の0番台、山形新幹線新庄

延伸用の1000番台、400系の置き換え用で山形新

幹線向けの2000番台があります。

 

車体はアルミニウム合金で製作され、車体自信は

狭い在来線の規格に合わせていて、

車体は400系と比べて、平均2tの軽量化されてい

ます。

車体幅の狭い本系列はプラットホームとの間に大き

な隙間ができることから、ドアの部分に延長ステッ

プが装備され、各新幹線ホームで停車中では自動的に

ステップが下から回転して上がるようにセットされ、

ホームとの隙間を埋めています。

 

車体側面にⅬEⅮ式行き先表示器があります。

 

2002年増備編成から先頭車にフルアクティブサスペン

ションを、中間車にセミアクティブサスペンション搭

載しています。

 

車内は11号車がグリーン車で、他の車両が普通車とし、

普通車の座席は2+3列配置ですが、指定席・自由席は

モケットのデザインが異なります。

編成中2両に便所が設置されています。

 

「他の番台の特徴」

 

1000番台では内装が山形新幹線向けに改良されていま

す。。

 

2000番台は外観が前照灯の形状が異なり、窓周りの

塗装を変更し、側面の行き先表示器はフルカラーⅬEⅮ式

が採用されています。

 

車内ではグリーン車全席・普通車の窓際・最前・最後部

電源コンセントが設置され、テーブルはA4サイズの

ノートパソコンが置けるサイズに拡大され、

ロールカーテンの生地も変更されています。

客室内に非常通報装置とデッキに防犯カメラが設置され、

 

車内に除菌イオンによる空気清浄機を鉄道車両で初めて

設置され、車内案内表示器は大型のⅬEⅮ式となりました。

 

1000番台ではドアチャイムのみでしたが、2000番台で

は、手すり部分のドア開閉表示灯の点滅機能があります。

 

11号車の車椅子スペースを拡大、各洋式トイレにベビー

ベットを備え、12号車にあるAEⅮは2000番台では、13号

車に変更されています。

 

E3系は1996年に試作車が登場後、1997年から秋田新幹

線に導入され、

1999年に山形新幹線にも配属されました。

2008年から400系の置き換え用として、2000番台が導入

されています。

 

2013年にE6系が登場すると、0番台の一部が山形新幹線

に転用・改造されて、塗装変更の上、1000番台に編入

されて車内も共通化されました。

 

この頃に、1000・2000番台はデザインが変更されてい

ます。

 

同年に0番台を改造したジョイフルトレイン「とれいゆ」

が登場し、番台は700番と改番された6両編成で、

室内は11号車が普通指定席、12・13・14号車がお座敷

指定席、15号車が湯上り指定席、16号車が足湯で、

サービスカウンターも設置されていましたが、

2022年3月に引退し、解体されました。

 

2016年には同じ0番台改造のジョイフルトレイン、

「現美新幹線」が登場し、こちらも700番台に改番され、

上越新幹線の臨時(とき)越後湯沢~新潟間で運転開始

されます。

11・13号車を除く編成片面の窓を埋めて、黒を基調に

夏の夜空を彩る「長岡の花火」を描くデザインで、

 

こちらも6両編成で、11号車がグリーン車から格下げの

指定席、13号車がカフェ・キッズスペースとなっており

他の車両は進行方向と平行に座席を設置した、鑑賞スペ

ースとなっていて、車両ごとにアーティストが制作した

現代アートで形作られていました。

こちらも車両の老朽化で、2020年に引退し、解体されま

した。

 

秋田新幹線での運用は2016年で消滅。

現在は山形新幹線のみで運用されていますが、1000番台

は2024年3月に引退し、

残る2000番台はE5系と連結運用を始め、E2系の定期運

用を置き換えました。

 

「編成表」

 

(在籍中の編成)

 

2000番台

 

山形新幹線・東北新幹線で運用されています。

順次E8系へ置き換えられる予定です。

 

2001

2002

2003

2004

2005

2006 2024年5月利府へ回送

2007

2008

2009

2010

2011

2012

 

(引退した編成)

 

0番台

 

秋田新幹線・東北新幹線で運用されていましたが、

E6系の導入・増備のため、2編成が新幹線車両セン

ターへ転入、他は引退しました。

 

1  R1 量産先行車 2013年8月廃車

2  R2  2013年12月廃車

3  R3  2014年2月廃車

4  R4  2014年1月廃車

5  R5  2013年4月廃車

6  R6  2013年4月廃車

7  R7  2013年5月廃車

8  R8  2013年5月廃車

9  R9  2013年6月廃車

10 R10  2013年8月廃車

11 R11  2013年9月廃車

12 R12  2013年11月廃車

13 R13  2013年10月廃車

14 R14  2013年12月廃車

15 R15  2014年1月廃車

16 R16  2013年3月廃車

17 R17  2013年7月廃車

18 R18  1000番台に改造

19 R19  1000番台に改造

20 R20 2015年12月廃車

23 R23  中間車は1000番台に改造

      他は2014年5月

24 R24  中間車は1000番台に改造

      他は2013年12月廃車

25 R25  中間車は1000番台に改造

      他は2013年12月廃車

26 R26  中間車は1000番台に改造

      他は2014年7月廃車

 

(新幹線車両センター)

 

秋田新幹線から転用され、東北新幹線 東京~

盛岡間で運用されましたが、

E5系の増備により、2021年に引退しました。

 

21 R21  2021年9月廃車

22 R22  2021年11月廃車

 

1000番台

 

山形新幹線・東北新幹線で運用されされましたが、

秋田新幹線から、0番台が転入したため、2編成が

引退、

他の編成もE8系の導入により、2024年3月に引退

しました。

 

1001 Ⅼ51 2014年9月廃車

1002 Ⅼ52 2015年2月廃車

1003 Ⅼ53 2024年3月利府に回送

1004 Ⅼ54 2024年3月利府に回送

1005 Ⅼ55 2024年3月利府に回送

 

700番台

 

山形新幹線・上越新幹線で1編成ずつ配属

されましたが、2022年までに全車廃車されました。

 

(山形車両センター)

 

701 R18 2022年4月廃車 

 

(新潟新幹線車両センター)

 

702 R19 2021年3月廃車

 

 

これで終わります

ありがとうございました。

 

(履歴情報)

 

2024.5.4 ページ公開