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今日はE2系の編成表になります。

 

「E2系」

 

JR東日本の標準型新幹線車両として、

開業を控えている北陸新幹線(長野新幹線)

高崎~長野間の(あさま)用および、200系

の置き換えも念頭に導入されました。

 

1995年に試作車が落成し、1997年から東北新

幹線にて、(こまち)と連結する速達(やまびこ)

で運用開始されています。

2010年までに53編成502両が生産されました。

 

車体はアルミニウム合金製で、シングルスキンを

主体に側構体にダブルスキン構造用いた編成もあ

ります。

高速運転時の騒音・環境対策として、トンネル進入

時の微気圧波(びきあつは)低減のため、先頭車両

形状の最適化が行われています。

 

客用扉にプラグドアを採用して、車体表面の魅力を

平滑化することにより、空力音を低減しています。

 

前照灯は運転席上部にシールドビーム式を4灯、

その両側に尾灯を配置しています。

 

車体側面にⅬEⅮ式行き先表示器が設置されています。

 

車内は、グリーン車では左右とも2+2列配置で、

普通車は2+3列配置です。

便所は新青森・新潟・長野寄りの2両に1箇所設置され

大便所2箇所と小便所1箇所に洗面所2箇所という構成

で、グリーン車のある車両には、多目的室を併設する

ため、洗面所が1箇所としています。

 

2002年増備の1000番台は、東北新幹線八戸延伸用で、

車体はアルミニウム合金製ですが、

側構成や屋根構成に中空トラス断面大型形材を使用し

たダブルスキン構造を採用しています。

 

車内設備では奇数号車の後部に開口を設け、便所・洗面

所ユニットを搬入後に塞ぎ板を取り付ける構造となって

います。

 

普通車の窓の寸法は眺望性の観点から座席2列分に拡大

され、客用扉はプラグドアから引き戸式に変更され、

騒音対策として、乗務扉周辺の形状も変更されています。

1000番台ではフルアクティブサスペンション、その他

ではセミアクティブサスペンションが装備され、

振動の少ない乗り心地向上がなされています。

さらに車体間ダンパを装備して、車体のヨー方向の振動

の低減を図っています。

 

行き先表示器はⅬEⅮ式行き先表示器を採用していますが、

2010年増備のJ70編成以降はフルカラーⅬEⅮ式行き先表

示器となっています。

 

1000番台の車内は車内照明が変更され、グリーン車と

普通車では、異なる電球式となり、

普通車の座席は座面スライド機能付きに変更され、

奇数号車はグリーン、偶数号車はパープル系のデザイン

です。

2010年増備編成はグリーン車全席と普通車の窓際、

最前・最後部に電源コンセントを設置、最前・最後部

のテーブルを拡大、読書灯も設置されています。

ほかに防犯カメラの設置、車掌と通話可能な非常通報

装置の導入、車内案内表示器のフルカラー・2段表示化

ドア開閉表示灯の点滅機能も付き、

最新鋭のE5系に準じた設備となりました。

 

「運用と変化」

 

導入後、E2系は主に東北・長野新幹線にて運用され

主力形式として活躍したほか、

1998年から上越新幹線にも導入されました。

 

E4系の置き換えのため、2012年に(やまびこ)に追加

配備されたこともありました。

しかし、北陸新幹線金沢開業で、E7系が導入されると、

0番台の置き換えが始まり、2017年に引退。

 

2013年の改正で、東北新幹線のほとんどがE5系に統一

されて廃車が始まり、長年にわたる(こまち)との併結

も定期運用とともに終了されました。

 

E5系の導入で余剰となった編成は、200系の置き換えの

ため、上越新幹線に転用され、

200系運用は全列車がE2系に統一されます。

 

しかし上越新幹線にも本系列とE4系の置き換え用として

E7系が配属されることになり、

2018年から導入され始め、2019年度までの統一が放送

されます。

 

しかし2019年に発生した水害でE7系とW7系が水没して

廃車となりました、上越新幹線に投入予定または投入済

みのE7系を北陸新幹線から転用されることとなり、

この影響でE7系による上越新幹線統一は不透明になり

ました。

その後代替新造が進み、本系列は2023年3月に上越新幹

線を再度引退し、後期編成は東北新幹線に再転用され、

運用されていますが、

2024年度までに引退する予定となっています。

 

「編成表」

新幹線車両センター

 

(在籍中の編成)

 

現在は7編成が東北新幹線で運用されています。

j70~75編成はE7系の増備により、上越新幹線

より再転入した編成です。

 

1016 j66  リバイバルカラー

1020 j70

1021 j71

1022 j72

1023 j73

1024 j74

1025 j75

 

(引退した編成)

 

(0番台)

北陸新幹線 東京~長野間で運用されていました。

延伸後も同区間で運用され、2017年に引退しました。

 

7  N1 2014年7月廃車

8  N2 2014年9月廃車

9  N3 2014年12月廃車

10 N4  2014年4月廃車

11 N5  2017年6月廃車

12 N6  2014年6月廃車

13 N7  2016年1月廃車

14 N8  2014年5月廃車

15 N9  2014年9月廃車

16 N10  2016年2月廃車

17 N11  2014年8月廃車

18 N12  2014年4月廃車

19 N13  2017年5月廃車

101+1 N21 2015年1月廃車

 

(引退した編成)

 

(1000番台)

 

1101 j51 2019年3月廃車

1002 j52 2022年3月廃車

1003 j53 2022年5月廃車

1008 j58 2023年1月廃車

1009 j59 2023年3月廃車

1010 j60 2023年10月廃車

1011 j61 2023年8月廃車

1012 j62 2023年7月廃車

1013 j63 2023年5月廃車 

1014 j64 2023年12月廃車

1015 j65 2022年11月廃車

1017 j67 2024年3月新潟へ回送

1018 j68     〃

1019 j69 2024年3月新潟へ回送

 

(新潟新幹線車両センター)全車廃車済み

 

(1000番台のみ在籍)

 

東北新幹線から転用され、上越新幹線で運用され

ていましたが、E7系の増備で引退しました。

 

1004 j54  2023年4月廃車

1005 j55  2022年10月廃車

1006 j56  2022年8月廃車

1007 j57  2023年7月廃車

 

これで終わります

ありがとうございました。

 

(履歴情報)

 

2024.5.4 ページ公開