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本日(1月26日)は帝銀事件が発生して、
75年となる命日です。
(帝銀事件とは?)
1948年1月26日に東京都豊島区の帝国銀行椎名町支店で、
男が行員らに、毒薬を飲ませて殺害したという、恐ろしい事件で、
男は(近くの家で集団赤痢が発生している、GHQが行内を
消毒する前に予防薬を飲んでもらいたい)と偽り、行員など16人に青酸カリ又は青酸ニトリルを飲ませて、12人を殺害して
現金16万4410円と1万7450円の切手を奪って逃走しました。
しかし、現場の状況が集団中毒の様相を呈していたため、
混乱を起こし、初動捜査が遅れて、身柄を確保おろか現場保存
もできなかったのでした。
結果、関係者が切手の盗難に気づいたのは2日後の28日でした。
事件の発覚は、生還した女性行員が失神を繰り返しながら、
外へ出たことでした。
近くの交番から巡査が駆け付けたところ、16人が倒れており、
10人は絶命しており、6人は生きていたということで、
当初は犯罪だとはわからず、近所の人々まで、銀行内に入り
巡査は目白にある本署へ、中毒事件として一報をいれました。
全員病院へ運ばれましたが、病院で2人が亡くなり、生還した
方は4名でした。
捜査は切手を手掛かりに行なわれ、遺体には青酸化合物が検出さ、捜査では陸軍中野学校の旧陸軍731連隊などの関係者も捜査に加わっていました。
その後、警察はテンぺラ画家の平沢貞道を逮捕。
平沢容疑者はその後、死刑判決を受けますが、
収監され続け、1987年に病のため亡くなりました。
本日もありがとうございました。