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本日は防災の日として、このきっかけになった関東大震災に
ついて語りたいと思います。
「いつ発生したの?」
関東大震災は1923年9月1日、午前11時56分31秒に発生。
震源地 相模湾沖
マグニチュード 7.9~8.3。
死者・行方不明者 10万5000人
被害総額 45億円
「被害」
被害は大きく、町は一面焼け野原となり、街の火災や
津波に土石流まで起こるなど、甚大な被害でした。
当時東京にあったタワー「凌雲閣 りょううんかく」が一部倒壊し
新橋駅など多くの駅で被害が出ました。
しかし東京駅・帝国ホテルなどは、倒壊や火災に見舞われることなく
無事でした。
震度7の範囲や規模は今もトップクラスと言われ、
また余震は全国に伝わり、大阪でも震度1の揺れを観測しています。
そして犠牲者が多い原因は火災で、136件発生しました。
特に首都を直撃し、木造住宅が密集していて、火災が大きくなり
結果は大火となってしまい、東京都内が黒煙に包まれるという状態
でした。
また関東以外の地域では、通信手段が途絶えたため、伝達情報や
新聞社やジャーナリストを頼りにしました。
結果、新聞では「東京全域が水没・全滅」や「津波が赤城山まで到達」
「政府首脳の全滅」「伊豆諸島の大噴火による消滅」「三浦半島理没」
などの噂やデマ情報が伝えられてしまったのです。
「鉄道の被害」
鉄道も大きな被害が出ました。
震央から120キロの範囲内にあった、149の鉄道トンネルのうち
93か所で亀裂や変形、出入口の理没が確認され、
東海道線の根府川駅では、土石流が駅と列車を飲み込み、海まで到達し
さらに津波も加わり、死者114名を出しました。
また都電も運行不能となり、震災による鉄道事故は5件発生しています。
鉄道に全線復興は翌年になってからでした。
関東大震災は近代地震としては史上最大の被害を出した地震でした。